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この蔓延猖獗ぶりに、學生どもの野球大會では當然ながら集團感染の發生した出場校が現れ、二年前の今頃に開催可否で大騒ぎしたのは、かうした事態を危惧してのことではなかったか?
官界では埼玉縣知事も感染云々。
山鹿灯籠祭りの如く神事を除いて急遽中止にした例もあり、かうした事態を為政者代表とその一派は完全に静觀と云ふ黙殺を決め込んだのは上手いやり方だ。
現状下で出来ることは、故人安倍元首相がほぼやり尽くし、それなりの結果を出した上での現在(いま)なのである。
國民へのメッセージも、“お手上げ宣言”も、“マンボウ”も、いまさら發したところで國民は聞く耳を持たないだらう。
ワクチンにしても、強制でないがゆゑに接種率が惡く、ずいぶん腐らせたと聞く。
結局この“第七波”は、國民みずからが引き起こした、つまり人災でしかない。
木挽町の芝居小屋が七月興行をおシャカにした大失態が、その好例だ。
無事でゐたくば、
自分の身は自分で考へて守れ──
ただそれだけの話しだ。