迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

440年の幸せ。

2018-12-15 22:35:32 | 浮世見聞記
今年も世田谷ボロ市に出かける。


特に今年は、国立歴史民俗博物館でボロ市の興りである“六斎市”を保障する戦国時代の書状を実見する機会に恵まれたので、思ひ入れも深い。


古着に冬物衣料に木工道具、趣味の小物、食料品に骨董品──

庶民の日常に密接したいろいろな物が、いろいろと集まってゐる。

するとそこには、いろいろな人も集まって来る。

人と物の、大見本市。


フトコロの豊かな人ばかりが、

景気の良い人とは限らない。

私のやうに通年フトコロが隙間風でも、

いまを無事に生きてゐることを自覚することで、

大ひに景気の良い顔をしていられるのである。


仏頂面は不景気しか呼び込まない。


笑ふ門には福来たる。


するとほらほら、

今回も良い買ひ物をしたぞや。


満足、満足。





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