まずは、昨夜の日本代表。よく勝ちました! そして、次の27日のコスタリカ戦に集中してほしいと思います。 頑張れニッポン‼
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久々に将棋をテーマにします。
将棋王将戦の挑戦者決定リーグ最終戦が11月22日(火)に行われ、羽生永世七冠が豊島将之九段を破り、リーグ戦6勝0敗で第1位となって王将戦の挑戦者に決まりました。王将戦七番勝負は年明けからスタート、藤井聡太王将と羽生永世七冠の闘いが見られることになります。この両雄がタイトル戦で闘うのはこれが初めてであります。
ここ数年、モチベーションを失ったかのように、不調が続いていた羽生永世七冠ですが、『目標』を藤井聡太五冠と戦うことに定めてからは、藤井聡太に勝つための研究に没頭しているようで、今年度で言えば、順位戦よりも王将戦リーグに注力していたのも、『目標』が明確だったからだったと思います。穿った見方をすれば、棋王戦トーナメントの決勝で負けたのも、敗者復活戦で早く藤井聡太五冠と対局できるから・・だったのでは?と思ってしまうほど。
さて直近の羽生永世七冠の将棋を見ていると、最新の将棋ソフトでの研究を尽くしていることはもちろんですが、藤井聡太五冠が拘っている「居飛車」戦法、特に「相掛かり」「角換わり」だけでなく、序盤では将棋ソフトの形勢判断点数が低めに出てしまう「振り飛車」戦法についても、積極的に研究を進めていることが判ります。その成果か、序盤で点数が低くても中盤・終盤で逆転するケースが多い対局が目立ちます。
正直に言えば、今の藤井聡太王将の勢いは別次元ですので、七番勝負の行方は4勝1敗か、場合によっては4勝0敗と、藤井王将の圧勝を予想する向きが多いです。しかしですね、羽生永世七冠が仕掛ける、藤井聡太が見たこともない風景の将棋が展開されることによって、予想を超えるようなタイトル戦になる気がいたします。
この七番勝負をきっかけとして、藤井聡太五冠が「振り飛車」に目覚めることだって有り得ると思っています。
そんな『刺激的な影響力』を藤井聡太五冠に施せるのは、やはりレジェンド羽生善治しかいないと思います。