私は40代の後半になるまで、「自分の身体の95%は吉野家の牛丼で出来ている」と豪語するほど、吉野家ファンでありました。特に、米国産牛肉の輸入が制限されたときには、牛丼を出さずに豚丼でなんとか経営を凌いだスタンスにも共感したものです。しかし、その吉野家が松屋に押され始めて、いつの間にか、メニューを増やした頃から、吉野家にいくことが激減しました。理由ははっきりしていて、牛丼の回転率が悪くなったことで、お店で出される牛丼の味、食感、すなわち品質が、毎回バラバラになってしまったからです。
ちなみに、先日、セブン・イレブンのオリジナル牛丼を食しました。1500wのレンジで1分温めて食べるヤツです。当然ながら、それほど期待しておりませんでしたが、一口食べてみてビックリ! 吉野家の牛丼のベストに近い味、食感を、再現しているではありませんか‼
その後、同じシリーズの麻婆丼、中華丼も食してみましたが、これまたビックリ、500円で、レンジでチンした料理で、こんなレベルのものを実現するなんて、街の中華屋さんに死ねというのに等しい。唯でさえ、コロナで大変なのに!
今さら、何を寝ぼけたことを言うのか? とお叱りを受けるかもしれませんが、正直、コンビニの丼ものが、こんなに美味しいことを知りませんでした。セブン&アイのオーナーのJ・Iさんは、昔同じ職場で働いていたことから、時々遊んで頂いておりますが、次にお会いする時には、セブンの牛丼・中華丼・麻婆丼、大絶賛したいと思います。