金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【重賞回顧】 新潟記念・札幌2歳S・小倉2歳S

2023-09-04 01:01:51 | 競馬

 まずは札幌2歳S勝ったのは、デクラレーションオブウォー産駒セットアップ好スタートからマイペースの逃げへ。前半1000mのラップは1分2秒1で、荒れた今の札幌の芝としては流れる展開に。直線に入るとスピードを加速、後続を突き放してそのまま4馬身差で圧勝。稍重の勝ちタイムは1分50秒5。2着には、2番手からスワーヴリチャード産駒パワーホール、3馬身1/2差の3着には、3番手からキズナ産駒ギャンブルルーム

 勝ったセットアップは、函館の新馬戦を逃げて2着のあと、札幌の未勝利戦を逃げ切り勝ち重賞のここでも、逃げ切り勝ちで、競馬のスタイルが出来上がっていますかなり荒れた馬場でしたので、馬場適性が高かったことも勝因。いずれにしても、次は12月の朝日杯FSか、ホープフルSになるでしょう。鞍上の横山武騎手は「マイラーの気がする」という見解なので、朝日杯が有力となりそう。

 2着パワーホールも荒れた馬場は得意そうもちろん、地力の高さが2着となった要因ですので、次も楽しみ3着ギャンブルルームは、逆に悪い馬場に脚を取られていたので、出来れば良い馬場で走る方が良さそうそれでも3着を確保しておるので、秋の重賞路線で期待できる内容でした。

 

 次は小倉2歳S勝ったのは、ロードカナロア産駒アスクワンタイム後方待機で脚を溜めます。逃げたドナヴィーナスの前半3ハロンのラップは33秒2とハイペースに。直線に入るとまず、3番手からパゴ産駒キャンシーエンゼルが先頭に立ちますが、すぐにその外から、モーリス産駒ミルテンベルクとアスクワンタイムの2頭がこれを交わし抜け出して、アスクワンタイムがアタマ差だけ前に出たところがゴール。良の勝ちタイムは1分8秒6。2着ミルテンベルクから1馬身1/2差の3着にキャンシーエンゼル、クビ差の4着にはビッグドリーム

 勝ったアスクワンタイムは、スタートが得意ではなく、このレースでも後手を踏んで後方からしかし、前のペースが速すぎたこともあって、後方からの鮮やかな勝利に繋がりました。マイルくらいまで距離を伸ばした方が、更なる活躍に繋がる気がします

 2着のミルテンベルクは惜しい2着。この馬はスタートに難はないので、短距離路線でも問題ないと思いますが、今回は勝ち馬の切れ味に敗れました3着のキャンシーエンゼルは、逆にスタートが良すぎて、途中まで逃げ馬と競ったことが、ラストの伸びを欠く原因になりました。2着馬3着馬ともに、次が楽しみであります。

 

 そして新潟記念勝ったのは、モーリス産駒の3歳牡馬ノッキングポイント好スタートから5番手追走へ。逃げたフラーズダルムの前半1000mのラップは1分0秒6で、パンパンの新潟芝としてはややスローペースに。直線に入ると、逃げたフラーズダルムの内からノッキングポイントが早めに抜け出して、そのまま押し切りを図ります。最内からキズナ産駒インプレス、大外からはキングカメハメハ産駒ユーキャンスマイルの2頭が迫ってきますが、これに1馬身差をつけて快勝。良の勝ちタイムは1分59秒0。2着にはユーキャンスマイル、クビ差の3着にインプレス、1/2馬身差の4着にはディープインパクト産駒プラダリア

 勝ったノッキングポイントは、これが重賞初勝利3歳牡馬が新潟記念を勝ったのは、5年前のブラストワンピース以来ですので、このあとのGⅠ路線での活躍が期待されますスローの瞬発力勝負になったため、まず5番手という好位置が取れたことが勝因

 2着ユーキャンスマイルは、4年前の新潟記念の勝ち馬で昨年も2着。このコースと夏場の相性が良いのでしょう3着インプレスは、内埒際を上手く突いた菅原明騎手のファイン騎乗が光りました。

 1番人気のサリエラは、出遅れて後方待機となったことと、直線で前が開かなかったことが敗因ここは参考外で良いと思います。それにしても、次はどこを使うのでしょうか。府中牝馬Sだと間隔が足りない気がしますし、エリザベス女王杯直行だと出走権が得られないリスクがあります。陣営にとっては、何とも口惜しい結果となりました。

 


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