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Clam Gulch

2005年05月11日 17時18分11秒 | アラスカ
潮干狩りをしてきたところは、このようなところだった。
写真は満ち潮になりつつあるところだが、アラスカは潮の満ち引きの差が大きなところでもあり、引き潮の時はこのかなり沖まで引いてしまう。
海水はとても冷たく、空気も乾燥しているので風が吹くと、ぐっと体感温度が下がってしまう。
保温対策さえしっかりすれば、手軽にとれる貝と対岸のアラスカ山脈の白い山々の景色を楽しむことができる。
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貝掘り

2005年05月11日 17時05分55秒 | アラスカ
先週の土曜日にクラムガルチ(Clam Gulch)という場所に貝掘りに行ってきた。
ここではレザークラムという剃刀のような殻の貝を捕ることができる。
日本名ではおそらくオオミゾガイというのではないだろうか。
このレザークラムはレギュレーションでは一日60個まで捕獲することが可能となっている。
その日はクラム・ガンと呼ばれる筒状の道具をはじめて使ってみた。
これは一升瓶ぐらいの口径の金属の筒に取っ手がついたもので、その筒を砂地にグリグリ差し込んで砂ごと貝を引き抜く使い方をする。これがくせ者で引き抜くときには思いのほか力が必要だった。腰がまだあまりよくなっていないこともあり引き抜く度に軽めの電気を腰に感じるようになり、ただならぬ危険を感じたので予備として車に積んでいたシャベルに変更した。
2時間しないうちにくたびれてしまい引き上げることにした。
数えてみると、レザークラムが58個、ホッキガイが3個であった。
規定ギリギリだった・・・。

帰宅したあと早速調理にとりかかったのだが、レザークラムは砂抜きができない貝なので、ざっと殻を洗ったあとそのまま沸騰したお湯に放り込み、3分ほど湯がいて脱殻し身を冷水にさらして掃除してみた。特に水管部分には砂がかなり入り込んでいるので包丁で切り開いて砂を流す必要がある。
レザークラムのむき身は、同じく掃除したホッキガイとともにバター焼きにして食べてみたが、上品な甘さと歯ごたえの良さがとてもいい貝だった。
下準備が面倒な貝だが美味しかったのでまた機会があったら取りに行こうと思う。
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コククジラ

2005年05月11日 16時04分32秒 | アラスカ
人気集めたコククジラ、東京湾の定置網で死体発見 (読売新聞) - goo ニュース

つい先日の日本のニュースで見たばかりだったが、まさかこんなに早く死ぬとは思わなかった。
東京湾は行き来する船舶にとっても、航路が狭かったり過密状態であったりするためとても航行が難しいと聞いた。航路を少しでもはずれてしまうとすぐに座礁したり定置網等の漁具に接触したりしてしまうそうだ。
体長約8メートルもあり、ちょっとした潜水艇ぐらいの大きさなので定置網に引っかかってしまうと容易に抜け出すことができず溺れ死んでしまうのだろう。
今核実験の準備を進めている兆候があるとして世間を騒がせている北の方のちょっと困った国の潜水艇が、以前韓国沿岸の定置網に引っかかって座礁したというニュースを思い出した。

湾内に迷い込んだ時点で救助等を含め物理的には全く打つ手はなく、何かの拍子でまた外海に戻ってくれることを祈るしかない、まさに運頼みの状態であったことからすると冷たい言い方になるが仕方のないことだったのだと思う。かわいそうだけど。

鯨の死骸の除去について考えてみた。この死骸はいったいどうなるのだろうか。
平成16年に水産庁が策定した「鯨類座礁対処マニュアル」によると、コククジラは大型鯨類に分類されるそうで、座礁した場合の救出や人道的処置(殺処分)、死体処置処分や座礁地の清掃・原状回復に至るまで事細かに決められている。
この中で死体の処分については「水産資源保護法」、「廃棄物処理法」、「食品衛生法」等の法律に基づいて処理していくことになるようだ。
鯨肉として処理する場合には、食品衛生法に基づいて食用の可否を判断し、水産資源保護法に従って解体、死骸の残滓物は廃棄物処理法に従って廃棄する事になるとのこと。
また処理費用については1/2が水産庁より助成されるそうである。あとの半分はどうなるのだろうか。文面から読み取ると、県費負担となるようにも思える。
食うにしても捨てるにしても、そう簡単にはいかないようだ。
私が定置網の所有者だったら・・・保険も利かないだろうし、賠償請求も鯨の遺族に対して立てることはできないし、うーん、たぶん途方に暮れることだろう。いや、事実、どうしたらいいかわからない。
鯨にとっても人間にとっても、大変な事件だと、思う。
鯨類座礁対処マニュアル
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