シン・エヴァンゲリオン観てきました！
もっとロングランするのだろうと思っていたら
来週でお終い！！と知ってビックリして急いで観てきた。
自分もネタバレは好きじゃないから
詳しくは書かないけど
ラストシーンは驚いた！！
そこにおさまるのか！！という感じ。
でも、少年から大人として
新しい世界を切り開き作っていくのならば
始まりはそこになるのかと納得はできました。
突然だけど
ルパン三世 カリオストロの城の映画があったけど
この映画は最初の公開当時はパッとしなかったんだよね。
ルパンなんて子供の見るものだ！！なんてゆるい気持ちで見始めると
大変なことになるって当時言われていたのを思い出した。
例えばルパンを一回も観たことのない人が
いきなりカリオストロの城を観ると
石川五ェ門なんて全く理解できないよね。
このキャラクターは何？とか
峰不二子を理解するのも難しいかもしれない。
でも、TVのルパンシリーズを見てきた人にとっては、
そういうことは何も思わない。
カリオストロを観終わって感じる
清々しい気持ちと、
クラリスへの憧れと
ルパンもそうだけど
銭形のカッコよさとか
ストーリーもすっきりと頭に入って
要するに謎が何も残らないというスッキリ解決という感じ
それで長い時間超興奮状態にいたのを覚えている。
一方
シン・エヴァンゲリオン。
今回初めてみた人は、どんな感想を持ったのだろう？
それはおいておいて、
今までTVシリーズや映画を全部観てきた人にとって
シン・エヴァンゲリオンを観て全ての謎が解けた！！ってなるのかな？
少なくとも
自分にとっては
解決できていない部分
違う言い方をすると
説明してほしかった部分がたくさんある！
これは今までのTVシリーズや映画でも全て同じだった。
観終わるたびごとに
だから何がハッキリとしたんだ？
という思いを持っていた。
謎が解決したと言うよりは、
さらに謎が増えてくるという
独特の世界がエヴァンゲリオンだった。
今回は
終わり方は確かにスッキリとしていた。
今までずっと抱いていた
「このストーリーはどうやって終わるのだ？」に対する回答を示してくれた。
そこは今までのエヴァンゲリオンとは圧倒的な違いがある。
でも、でも、でも
知りたいことが
教えてほしかった人間関係や
出来事の相関関係などは
いくつかはそのままの状態になっている。
だけど
力強く、そして、納得できるように、スムーズに
ストーリーを終末に導いてくれた
つまり
止まっていたものが動き出した
もしくは
もやもやしていたものが明るみに出た
という世界の変化があったので
なぞは残ったけど
不満はそれほどない（ やっぱり知りたい思いはあるけどね ）
というのが不思議な感覚。
謎の部分がまだまだたくさんあるのに
満足感の方が遥かに大きいという
本当に不思議な映画でした。
エヴァをご存じの方もそうではない方も
もしまだ観ておられない人がいましたら
ぜひ観てください。
今日の言いたいことですけどね
この映画は人生と同じだと感じたのです。
世の中にも
色々と不思議なことや謎なことはたくさんある。
家族だって
親だって
奥さんだって
よくわからない部分はあるし
そもそも
自分自身なぞだらけだよね。
その分からない部分をはっきりとさせるのも大事なのかもしれないけれど
分からなかったり
ハッキリとできなかったり
する部分があったままでも
そういう部分を抱えたまま
一歩一歩と歩み続けるのが生きていることだと思いました。
何かやるときにも
謎や不明な部分があっても
とにかく前に進む。
そのときやるべきことをこなしていく。
これが生きること。
そもそも
自分が何なのか
どんな目的で
何を使命としているのか
自分の本当の願いは何なのか
得意なことは？
などなど
まだまだ未知なことだらけだよね。
でも
未知なるものをたくさん抱えた状態で結局毎日生活している。
だから
色々なものを抱えているもの当然だね
謎なもの
不明なもの
嫌なもの
なくなってほしいもの
もちろん
うれしいことや
たのしいことも
抱えているわけだよね。
色々とあるのが人生
完成や完璧を実感してから
動こう！
でもいいけど
本当はそうありたいけど
でも、
不明なままで進んでいくのも
悪くないのだなと
シン・エヴァンゲリオンを観て思いました。
解決しないものがあってもいい！って受け入れると
やはり
リラックスできます。
とにかく
この映画により、心が軽くなりました。
ありがとう！ エヴァンゲリオン！
