今の気持ちで・・

ここに住むようになる前、東京にいたとき　

まだ大丈夫だけど、夫の両親の高齢化による生活をどうしていくか、

という問題が起こり始めた。

その頃の私は娘のことが気がかりで、

東京を離れる事は無理だと思った。

夫の両親とここに住むこと自体は嫌というのはなかった。

娘を東京に置いて、安心してここで暮らせる自信はなかった。

そのとき、今はそこに住むことが出来ないけど、

今すぐそこに住まないといけないという状況ではないので、

その時のことはその時に考えよう　と思った。

娘も変化していくだろうし、

夫の両親の身体もいつどうなるかも、わからないし、

周りの状況、私の気持ちも今と同じわけがない　と思った。

きっとそのときは、全てうまくいくようになるだろう　と思った。

なんの根拠もないけど、確信みたいなのがあった。

うまくいったかどうかはわからないけど、

娘のことも気がかりでなくなっていた。

自然といろんな事がそんなふうに動いて、今に至っている。

思えば、不安はなかった。

その時のことはその時に考えよう　だった。

この経験はとてもいい経験だったなぁと思う。

そのつど　今ここ　の気持ちで、生きていったらいいんだなって。

ついこの前、先の事（近い未来）で思い煩いそうになり、

それに気がついて止めた。
　
今ここ　だけ。

人生は、いつだって、今という瞬間だけがある。

今　の　連続。

いつ、今　が消えるのか、消えないのか、

それもわからないけど、

面白い。

人生が変わる魔法の片付け

「人生が変わる魔法の片付け」

という本を娘が貸してくれて、読んでいたんだけど、

昨夜テレビでその本の著者の近藤麻理恵？さんが出たのを見た。

これはあの人に貰ったものだし・・

高かったし・・・

ブランド物だし・・

まだ使えるし・・

いつか使うかもしれないし・・

そんな思いがあったとしても、

その品物を触って、ときめくか、ときめかないかだけで分けていく。

あの人に貰ったものだし・・高かったし・・

そんな思い　というのは“執着”なんだなぁ、

としみじみ思ったよ。

執着　って過去についてだけじゃなくて、

未来についてもある。　



一方、ときめくか、ときめかないかは

たった今の気持ちだ。

ひとはいつだって、今　を生きているし、

過去や未来を生きているわけじゃない。

だから、昔　使ったものでも、今は使わなくなっている、というのは、

今の気持ちで生きてるからだ。


気持ちは　今の気持ちで今を生きてるのに、

品物は　執着　として残っている。

なので、その品物を片付けてしまうという行動は、

その執着心を捨てる　ということなんだね。

捨てることを　「やる」！！

とにかく、実行する、やってみる　ということで、

自分が変わっていくのを実感する。

頭だけじゃ変わらない。やってみる！だね。


余談だけど、この前新聞に、

やはり片付けを書いた「断捨離」という本を書いた人と、

どこかの坊さんの対談が載っていたけど、

読んでみたら、片付けの本を書いた人の方が坊さんより、

悟っているなと思ったよ。