ムカデとことこ

 ひとが幸福になること・意識の成りたち・物理と心理を繋ぐ道
       ・・そんなこと探りたい

あの人に一票入れて・・

2011-10-20 10:53:05 | 実例体験観察
2年前のこと。

夫のいとこが来て、

町長選に出ているナントカがもうじきここに演説に来るから、

行ってな!それで、投票も頼むわな!

・・・と話していった。

その時、その言葉の調子が強制的に聞こえて、嫌な感じを受けた。

行くつもりもなかった。

投票するつもりもなかった。

行かなければいいだけのこと。

それなのに、なんでイヤな気分なのか?

玄関から居間に戻り、椅子に腰掛けた・・

自分の中で何が起こっている?と検査が始まった。


強制された?

そんなことがあるか?

いとこにどんなつもりがあったかわからないけど、

私はそういう言葉を聞いて、

「行かなくちゃならない」と瞬時に解釈したんだ!

それでイヤな気持ちになったんだ。

そのことと、

その候補者について、ほとんど知らないのに、

「そんなひと」と決めてた自分もみつけた。


そういうことに気づくと、気分が明るく変わる。

イヤイヤではなく、演説会場に行ってみたら、

いとこは あら、来たんだね~ みたいな対応だった。

そして、その候補者は 私が思ってた、「そんな人」じゃなかった。 

それはたまたまだろうけど。

でも会わなかったら、ずっと私にとっては

「そんなひと」だったかもしれない。





大好き!

2011-10-20 09:54:55 | ひとの幸福
好き ということ。

好き には 嫌い がセットになっている場合もよくある。

子供の欲しい物を買ってあげたときに、

「お母さん、大好き」という言葉を聞いたことがある。

子供が小学生の頃の話だ。

その時の子の様子を見て、

この(好き)は一挙に嫌いになる可能性があるなぁと思ったよ。

よく使われる言葉で「現金だなぁ」というニュアンス。

こういうのを現金とはよく云ったものだ。

(目先の利益によってすぐに考えや態度を変えるさま)と辞書には載っていた。

でもそういうのって、幼稚で可愛いい。

言葉はひとを傷つける!?

2011-10-20 09:17:04 | ひとの幸福
ひとが自分の悪口を言った、とする。

それを聞いた自分が嫌な気分になった、とする。

「あの人があんなこと言ったから、嫌な気分になった あの人のせいだ」

・・と思う。

言葉で傷ついた、という表現もよく聞く。

言葉を聞いて、心が傷ついてしまう、という現象はこの世にたくさんある。

私も経験したことある。

これからもそういうことは多分あると思う。

でも、いつか未来にどんな言葉にも傷つかない自分になってる

・・ことを望んでる。

老化して、感情が鈍くなって、わけがわからなくなる・・

という成り方じゃなくてね。

傷ついてない振りをするんでもなくて。


「あのひとのせいで嫌な気分になった」に、“なる”のは、

自分がその言葉を聞いて、どう解釈してる自分か、

・・を観察できていないからじゃないかな。


電波もいくら発信しても、受信機が故障してたりしたら、

発信しても無意味なように、

言葉が発されても、

それをどう受信してるかがその後の展開に影響を及ぼす。

ひととの小さなトラブルから、大きな世界的な問題まで。


「アンタ、目が細いね、ブスだね~」と、いう言葉を聞いて、

それの受け取り方はさまざま。


その1・・「うん、確かにブスといえば言える。 目は細い」・・なんの異論もございません。

その2・・「そんなこと言うなんて酷い!!」

その3・・「えっ!う・う・う・う・・む・・」

その4・・「フン、目が細くて悪かったわね~!

      そう言うアンタは鼻がデカイね、顔もデカイね~!」

その5・・無言で(人前でそんなこと言うなんて・・・・シクシク)

その6・・その7、8、9、 多分いろいろ・・・ある。

そういう言葉が発せられた場所、人、時間、メンバー、体調、心境、生理前生理中生理後・・

・・いろんな状況で聞き方は変化する可能性はある。

だけど、その時に自分の中にあるものに反応している。

この前紹介したニーチェの言葉ふうに表現するなら、

「言葉そのもの を聞いているのではなく、

自分の思いやこだわり、その状況に対する自分の感情や想像を聞いている。」

・・ということ。

自分で自分を傷つけている。自傷行為。

勿論、それがいけない、なんてことはないよ。

そうなってるという話し。

それを否定する理由なんか何処探しても無い。