ムカデとことこ

 ひとが幸福になること・意識の成りたち・物理と心理を繋ぐ道
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病の起源 ②

2013-05-27 11:23:18 | テレビを見て
ヒトが高血圧になったわけが6万年前にあった、という。

人類が出アフリカの時、塩を求めた。

マウスの実験で塩を求めるのは脳が麻薬を求める時と同じ状態?だそうで、

塩を求める欲望が脳卒中への引き金になった、とナレーションしてた。

ここで初めて「欲望」という意識の状態を表わす言葉が出てきた。

「欲望」その言葉は形を表わす言葉ではないから。


身体が塩を欲する、ということはある。

塩分が足らなくなると意識不明になったりする。

身体が必要な分の塩分を取るのは生命の安全を保つため。

それ以上の塩分を取ってしまうようになるわけが欲望なんだろう。

塩を求めるときの脳と麻薬を求める時の脳と同じというのも、

それ無しで居られないという意識状態のときの脳の姿ということなのかと思う。

動物の肉を食べる時にちょっと塩を利かせると旨みを感じる。

まぁ、野菜だってそうだ。

塩があるとそのものの甘さが引き立つ。

旨さ、美味さを追及するのが私たちヒトの宿命なのかもしれない。

それは身体が欲するというより、

美味さを感じたいという意識が欲するもの。


その意識の方(欲望)だけを満たし、それが身体に及ぼす影響を考えられないというか、

考えてわかったとしても、欲望に翻弄され、

意識が麻薬中毒みたいになっている、そのことが、

脳卒中への引き金になる、ということだろう。

自分の意識を管理する能力が未熟だということが

脳卒中への引き金になる、とも言えるかもしれない。


ヒトが高血圧になったわけが6万年前にあった、といって、

それが人類が出アフリカの時、塩を求めたことで、

原因が塩だ、というのはちょっと暴論のような気がするよ。

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