そのままでいい・・そのままがいい・・・
確かそんな言葉が画面に流れ、ダイヤモンドを妻に贈るテレビコマーシャルがあった。
もう何年も前だ。上手いこと言うなぁと思ったけど、
そのままでいい、はわかるけど、そのままがいい、とはどうしても言えないよなぁ・・・
・・とも思った。
変わりたいところ、変わってほしいところがある。
すぐにイライラする自分。ついつい頑張ってしまう自分。
出来もしないのに自分をコントロールしようとする自分。
夫と二人で居た時よりそういう自分がよく見える。
イライラしたり怒りが湧いた自分をそのまま出さない方がいい状況もあることは確か。
出さないことを今は選択してると自覚があればいいんじゃないかと思うけれど、
そのままを出さない方がいいと決めてるそのことが間違っていることもある。
共に暮らす家族は互いがそのまんまでいいというベースがなければ
やっていけないなぁと思う。
そのままの自分を出さないでいると、そのそのままの自分状態が変わりなく続く。
なんかコレ前に書いたような気もする。
今住んで居るこの賃貸マンションは古いせいか、安っぽい造りのせいか、
私の部屋の入口ドアはかなり意識的にゆっくり閉めれば大きな音はしないけど、
それほど強く閉めていないのに、バッタ~ン!!とすごい音がする。
孫が出入りする時は無意識的にやるからだろう・・すごい音がする。
ドア周辺が良くないせいであって、孫が悪いわけじゃないと頭では思っていた。
けど、その音にストレスは感じていたのでその度にゆっくり閉めてねと言っていた。
昨日、あまりに頻繁にそのドアを7才が開け閉めし、その度にすごい音。
その時、「何度言ったらわかるのっ!!!」と私。
そう言った後、4才が「怒ってる?」と小さな声で。
「怒ってる!」と私。
7才は何も言わなかった。
怒りをそのまま出したら、
私は何を思い、何をしだしたか・・・
ドアが閉まる凹の穴がある部分に幅4センチくらいのフエルトを張り、
それを固定するため、
部屋の内側と外側の木の部分にそのフエルトを画鋲で止めた。
賃貸だから元に戻すことを考えないといけないからね。
画鋲ならいいだろうと。
そうしてドアを乱暴に閉めてみた。
効果あり!大きな音は立たなかった。
感じた怒りをしまわずにそのまま出したことで、
7才はわざと大きな音を立てたわけじゃないと又格別に思って反省したし、
このマンションは古いんだからこれは直せないと
最初からあきらめていた自分だったと気づいたんだった。
もし、私の怒りに対し、7才がだってぇ!と怒ったら、
こんなふうな展開になったろうか・・?
その時傍にいた娘も私に何にも言わなかった。
7才もわざとやったわけじゃないんだからそんなに怒らなくていいでしょ!と
娘が言ったら、こんなふうな展開になったろうか・・・?
多分そうならなかった・・・んじゃないだろうか・・・