ムカデとことこ

 ひとが幸福になること・意識の成りたち・物理と心理を繋ぐ道
       ・・そんなこと探りたい

暗い自分

2012-02-13 13:35:19 | 日々の暮らし・思い出
さっきの書いたら、暗かった高校時代を思い出した。

♪15、16、17と私の人生暗かった♪

藤圭子の「夢は夜ひらく」という歌みたいに、

ちょうどその年代、高校時代は真っ暗だった。

今思うと遅まきながら自我が芽生えたんだろと思う。

中学まで明るく元気な少女だったと思う。

高校に入ってから急に暗くなってしまった自分に自分がびっくりした。

なんでこんなふうになっちゃったんだろ???

あんなに楽しい自分だったのに・・・

なんでなんでなんで????・

なんで?と思うことが苦しかったんだと思う。

ある時、ぱっと思った。

私は母の子であると同時にあの父の子でもあるんだ!!

明るい母(私の目の前の母)に比べて、父は暗く見えたし、

いろんなおかしなこともした。

あの暗い変な父親の子供なんだから暗くて当たり前なんだ!!

この発見(?)が私をすごく楽にした。

(暗い自分)をどんな理由にせよ、受け入れられた・・・んだと思う。

このままでいい。そう思えたんだった。

なんでなんで???だったのは、

暗い自分が在る そのことを受け入れられなかったんだと思う。


在るものを在ると認められなかった状態(そうなっている)から、

在るものを在ると認められたという状態(そうなっている)に変化した。

意識の状態(境地)が変わった。

思い出してみるとそういうことだったんだなぁと思う。

その変化の後も、

年頃の女の子は箸が転んでもおかしい、なんてよく聞くけども、

何も可笑しいと思えなくて、笑うことなんかなくて、

クラスでいろんなアンケートを面白半分にやったみたいで、

その時、「一番笑わない人」に選ばれた私だった・・

そんな本当に暗い私だったけど、

それをどうこうしようと思うことはなかったし、

暗い自分を苦にすることもなく、

明るい気分で暗い自分だった。

でも、今の自分の方がいい。

今はよく笑うし、よく泣く。

若い頃に戻りたいなんて思ったこと一度も無い。





コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。