最近夫の友人とその又友人と夫とで
近くの公園に行き、週に一度、太極拳をしている。
その友人たちは指導員とか師範の免許を持っていて、
いわば私と夫は無料で個人レッスンしてもらっているようなもんだ。
ここのところ毎日真面目にDVDを見ながら練習しているものだから、
それをする前に比べ、いくらか動けるようになっていた。
二回目の練習の日、
「太極拳は周りの人と合わせてやるものだからね」と言われた。
それを聞いてハッとした私。
以前より出来るようになり、速度がその時の自分流になっていて、
自分の前で動いている人の動きより私の動きが
少しだけどゆっくりだったところがあったのだ。
昔、『良いのが良いのではなく、合うのが良いのです』という言葉を聞いた。
その意味がそのときわかった気がした。
私は自分が観ていたDVDの速度と同じくらいの速度でやっていて、
その速度が良い、正しい、みたいな、それほど偉そう感はなかったつもりだったけど、
あったのだ。深い所に・・・あったのだ。
それって、「我一人」の境地だったなぁ。
やっぱり恥ずかしいという気持ちになる。