ムカデとことこ

 ひとが幸福になること・意識の成りたち・物理と心理を繋ぐ道
       ・・そんなこと探りたい

身の安全

2011-12-17 15:51:14 | ひとの幸福
家族とか大事に思っているひとが病気や怪我で、

痛い、苦しいという状態にある時、

「早く良くなってほしい」と願う。

家族である他者が良くなる、

相手のことだけを案じているのか、

それだけではないのか・・・・


痛む姿、苦しむ姿を見られない、

「痛い」「苦しい」という言葉を聞くのが辛い、

出来れば聞きたくないというのは、

ひとが今ここで苦しんでいる、

その姿が違う姿であってほしい、という心理。


勿論苦しみが減るような施術や看病とか、

手当てとかの策を講じるという行為は必要だけど、

こういう意識の状態はどうなっているんだろ。


具合が悪い人に早く良くなってほしいと、

願ってしまうのは当たり前だし、

悪くなれなんて思うわけもない。


その中味はどういうものだろう。

病気の家族の具合が良くなると、

自分の気持ちが楽になる。

家族の具合が悪いと自分が辛い。

家族である他者に変わってほしい、良くなってほしいと思う。


自分の気持ちが楽になる為に、

他者の姿が変わってほしいと願う。

わたし、そういう経験がある。

死んでくれたら、どんなに自分が楽になるだろ、

って思った一瞬がある。

良くなって、と思うことがなくなるから。

良くなって、と思う辛さが消えるから。