おはようございます。
四万十は、ポチャポチャと静かな雨が降ってます。
(大増水を警戒していた)昨夜は、思ったよりも雨量が少なく、ひと安心。ほっ。
四万十川の水位は、平水+8メーター(川登)をピークに
—ダムの放流量が下がりはじめてから数時間後に— 水位がさがりはじめました。
8:30現在。四万十川の水位は、平水+約5メーター(川登)↓ ダムの放流量は、927㌧↓
台風10号は、今夜四国西北部を東にススム予報(遅っ)。
風速25m/s以上の暴風域がなくなった台風は、風の影響が小さくなったものの、
「雨台風」としての力は十分に維持しているため大雨に警戒が必要とのコト。
高知西部は、明日朝にかけて300㍉の雨量予報も(線状降水帯のおそれも)。
まだまだ、気をゆるめるコトができないのだ。
でもまぁ、ハラヘッタ。とりあえずカレー&パンで腹をみたしますか。
2020年初秋撮影
最高気温28、3度。午後は、曇りときどき小雨。
薄暗い空が、ときおり明るくなると、セミの合唱がはじまります。待ってました!といわんばかりに。
「どうやら、もうこのまま天気は回復にむかいそうだ・・・雨上りの星空、カモン!」
避難させていた車をとりにいく、そして川へ。
大きく増水した四万十川は、ジワジワと水位をさげ、
近所の沈下橋は、もう波立つ水面にそのすがたを見せはじめています。
ザァザァと大きな音をたてて、スバヤクながれてゆく泥水。
いつもはおだやかにながれている川は、荒ぶった表情を見せてながれています。
16:00現在。
四万十川の水位は、平水+4、2メーター(川登)↓ ダムの放流量は、781㌧↓
台風の進路にあたるコトがよくある四万十は、雨量がおおいところ。
その年平均降雨量は、(流域のおおいところで)約3500㍉(年平均気温は19度:中村)。
四万十川は、年に3~4回沈下橋がつかるほど増水し、時に10メーター以上も増水します。
川が大きく増水すれば、カヌーツアーは中止に(平水+2メーター以上で中止)。
カヌーツアーを行えるようになるのは、増水のピークから3日~4日目以降となります。
*そのときの水の引きかたにもよる。
カヌーツアーにはザンネンな大きな増水ですが、水が引いたあとには良い面も。
・魚や手長エビなど、川の生き物が大きく移動するので、川漁がふたたび活発に。
(増水時の魚は、水中の流れがゆるい場所にヒナンしたり、中には一旦海まで下ってしまう魚も)
・コケがついてた川底の石が、ゴロゴロと大水に転がされ、古いコケが落ちる。
その後、新しくついたコケを食べたアユは、香りがよくなる。
・大水に川底まで洗われた川は、水の透明度がグンと高くなる。などなど。
そんな、ときどきあばれる四万十川は、淡水魚の種類も多い川です。
190種以上(最新の調査では)の魚種が確認されてます。
・アユ・コイ・ゴリ・フナ・ナマズ・サツキマス・雑魚(ハヤ、カワムツ、オイカワなど)
ブラックバス、ブルーギル(外来魚)なども生息してます。
以前、夏の中流域の深場にもぐったとき、とてもビックリしたことがあります。
それはそこに、タイのような魚の群れをみたから、あれれ?
「ああっ、それはキチヌやろ~」と教えてくれたのは近所の川漁師のおんちゃん。
四万十川は・キチヌ・イサキ・ボラ・エバ・スズキなどが
(海や汽水域に生息する魚たちが)川の中上流域でも見られるユニークな川なのです。
*これらの魚は、春に川をのぼり秋に川をくだります。
2018年夏撮影