1年前に書いたRiver&Sky(ツイート2023)再掲です
おはようございます。四万十は、晴れ。
キチキチキチッ―!今朝は、(夏の間は留守にしてた)モズの高鳴きで目がさめました。
秋だなぁ・・・。
川へ。朝の川の上は、あたたかな陽ざしと北よりの強い風が心地よいです。
眼下の四万十川は、今日もゆったり流れています。
今日の最低気温は、18、5度。
最高気温27、5度。午後も晴れ。
秋晴れの気持ちよい昼どきは、なんだか家にいるのがもったいないなぁ、
(冬の到来に怯える)ブルーな気分も晴れるかもなぁ、と思ったので、お弁当を持って川にいくコトに。
簡単に海苔弁をつくって、お茶セットと本もザックにつめて、GO!
薄雲流れる高い空に、飛行機雲が長くのびてます。
わらわらと風に揺れるセイタカアワダチソウの黄色い花々、ススキの穂。
深くいろづいた柿の実、籾殻焼きの芳ばしさとキンモクセイが甘く香る空気。
10月中盤の里山は、じこじこと秋の気配が濃くなっています。
今日の川は、びゅびゅうと強い北風が吹いてます。木枯らしのような。
川原へ降りる小道をゆくと、バラバラと頭にドングリの砲弾が落ちてきた。アラカシのドングリです。
落ちたドングリに混じって、シマサルナシの実も。おおっ、今度は、高枝切りバサミを持ってこよう。
ざわざわと木々がラウドに歌う川原で、風に吹かれながら、海苔弁を開ける、
となんてこった、海苔に醤油がかかってないではありませんか。がーん。楽しみが半減です。
弁当を食べ、お茶を飲み、ひっくり返って本を読み、ぼおっと空をながめながら、
こんなふうに、ただただ風に吹かれる時間も悪くない、と思う。
そして、読んでいた本(エッセイ)の一節を思いだすのでした。
『Think of nothing things, think of wind.
そんなわけで、何かつらいことや悲しいことがあるたびに、
僕はいつもその一節を自動的に思い起こすことになった。
「何でもないことだけを考えよう。風のことを考えよう」と。
そして目を閉じ、心を閉ざし、風のことだけ考えた。いろんな場所を吹く風を。
いろんな温度の、いろんな匂いの風を。それはたしかに、役に立ったと思う』。
「こがらしや 海に夕日を 吹き落とす」漱石
晩秋から冬の四万十川は、強い風がよく吹きます。水面にウサギが飛ぶほどの。
何かと暗いニュースが多い昨今。
少しココロが疲れたときは、川の上で(沈下橋に佇んで)何も考えずに、
ただただ爆風に吹かれてみるのも、また一手です。 ♪友よ答えは風に吹かれている♪かも。
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