せっかく持ってきたんだし、ここは革のライダースを着ていくか。
天気もアヤシゲなので傘とカッパも必須。
駅前まで行ってみると、9番のトラムがちょうど来るところなので、切符を買って乗り込む。
目的地は終点のDoku-Zentrum。
駅の南側って、基本的に観光地ではない、住宅街が広がる。
ファシズム犠牲者の広場、という停留所があって、結構ヘビーだなf(^_^;
乗っていたのは、ほんの10分くらい?
終点のDoku-Zentrumに到着。
一応、帰りの時間の時刻表を確認しておく(大事)。
でかい建物をまわっていく方向に「Serenadenhof」の表示が出ていたので、池沿いに歩いて行くと、赤白のテープが微妙に緩い感じで貼られているところにKASSEの文字。
その前に座り込んでいる子たちが数人。
ここかー。
この入口の感じだと、偶然Marcが出てくるというのは期待しがたいかも。
とりあえず、ぐるっと回ってみる?
赤白テープのすぐ向こうにバスが駐まっているのでここで間違いないんだろうが、車が止まっているスペースと、池沿いの芝生や遊歩道のエリアとの間は膝くらいの高さの木の柵のみ。
緩すぎないか?!(笑)
ぐる~っとまわっていって見ても、もうほかに出入り口はないから、やはり車が止まっているエリアから出入りするらしい。
しかも戻ってきてもなお、Marcがウロウロしている様子はないので、結局電話するしかなさそうだ。
海外ローミングに切り替えて、まずはPeterに電話。
ずっと呼び出し音が鳴るも、留守電に切り替わってしまう。
つづいてRüdeに電話。
またもや長い呼び出し音の果てに、留守電…orz
ふ~。
あとはもう、いつ繋がるかだな。
と、内部からギターとドラムの音?
Probeの時間か?
だったら電話繋がらないのでは?f(^_^;
と、心配しつつ、もう一度Peterに電話してみたら、あっさり繋がった上に、いきなり「Hallo, Aiko!」
こっち、まだ何も言ってないぞ(笑)
すでに「+81」が表示されるのにも慣れたのか?f(^_^;
入口のところにいるよ、というとバスのところで待ってて、という。
やっぱ入るの緩い(笑)
バスのそばでしばし待機。
こういうときに急がない、というのも既に承知。
まずMarcを探して、パスをもらって、その途中で誰彼に引っかかって、それで出てくる(笑)
で、予想通り、結構待たされたところで、Peter登場!!
「Hallo! Wie geht's?」
2年ぶりの再会にぎゅ~っとハグ!
「これ、今日のBandchen」
と青い紙テープ。
前にも何度ももらった、「SPORTFREUDE STILLER」の文字が入ったものだ。
で、まずは、さっきからずっとそこに立っていたファンとおぼしき親子に近づいて、持ってきた写真やらアルバムの表紙にサインをしてあげる。
何枚あるんだ?f(^_^;
公表された写真を大きくプリントしたんだろうけれど、なんか、すっげー昔の写真とかもあって、親子揃って熱心なファンなんだろうなぁ。
Peterは自分のサインは全部した上で、それを預かって、あとの二人のももらってきてあげると請け負っている。
「ここから入って」
とすぐそばの重そうな鉄の扉から中へ。
「元気だった?」
「うん、でも7月まではずっとものすごく忙しかった!」
「僕はパパになったよ」
「え?!」
「赤ちゃんができた!」
わ~お!!
ついにPeterもパパかぁ♪
と、ケータリングの部屋でRüde発見。
「Hallo! Grüß di~ch!」
しばしハグしたところで、傍らのIngoを紹介してくれる。
って、誰?(笑)
「ここにあるもの全部食べていいし、飲んでいいし、ここの場所全部使っていいよ!」
いやいや、そんなにいらんからf(^_^;
でもって、Peterが持ってきた、先ほどの写真にサインを。
「右手で書いているの?!」
なんと、左利きのRüdeが右手でサインしているΣ( ̄□ ̄;)
が、左で書いても、右で書いても、綺麗じゃないな(笑)
で、Peterは写真を手に、さらにFloを探しに行った。
「いつから来てるの?」
「日曜から。で、今回、ニュルンベルク、シュトゥットガルト、ドレスデンとライブ見て、ミュンヘンに戻って、次の木曜まで。ホントはジクマリンゲンも行きたいんだけど、宿がないんだよね。」
「その分早くドレスデンに行けばいいよ。」
あ、ドレスデン推し(笑)
TVを見たりしている分には、ずいぶんと聞き取りができるようになった気がしているが、ここでこうしていると、やはり聞き取れないf(^_^;
今度出る新しいアルバムの話を興奮気味にしてくれているけれど、完全には聞き取れないf(^_^;
でも相当良さそうだよ♪
コーヒーマシンでカプチーノを入れながら、Rüdeが「何か飲む?」と行って冷蔵庫を開ける。
お、ビールが一杯入ってる♪
が、さすがにこの時間からか?!f(^_^;
でも水は大きいペットボトルしかないみたいだな。
「それともこのカプチーノにする?」
ということで、ありがたく頂戴する。
Rüdeは再び自分の分をセット。
「外行こう!」
ステージに出るドアは、ちょうどステージの真後ろ。
ぐるっと回っていくと、木の床だ。
ステージの上と、客席の後方に布で屋根ができていて、客席の前方2箇所には木が生えている(笑)
まわりの煉瓦壁にも植物が絡まっていて、なんだか客席全体が緑で覆われている。
「いい眺めだろ」
確かに、野外ステージの中でも、こんなに天然素材に囲まれたところは、あんまりないかも。
「ここは昔、ヒットラーが作ったんだよ」
そうか!
まわりをぐるぐる回っているときに、ここの入口脇から入ったところが、コロッセウムのような、巨大な煉瓦壁に覆われた空間だった。
説明書きをきちんと読んでいなかったけれど、1933-1944と書かれていたのにも符合する。
「沢山の人が入れたんだよ。???みたいに」
ん?なんて言ったのか良く聞き取れなかったので、何度か聞き返してみると。
「Rock in Park!」
それ比較の対象かよ(笑)
「でも今日、舞台の上で見る場所ないねぇ」
「う~ん」
舞台への出入り口が脇にあると、比較的立っている場所もあるのだが、両脇のコンソールの後ろにもそんなに余裕がないし、あとは舞台にそって資材がおかれていて微妙すぎ。
かといって、客席中央にあるPAブースも、真っ平らな中にあるだけに、あそこに行ってステージがきちんと見える保証はない。
それどころか、客席の脇に通路になりそうな場所もないので、ライブの始まる時点であそこまで移動すること自体、難しいだろう。
どこで見よう???(--;
「もしかしてドイツ語習ってる?」
お~、さすがはRüde、いつも「うまくなったよねぇ、うまくなったよねぇ」と感心してくれるだけに、めざとい。
というか、それがわかるくらいには、上達したか…。
お金掛けて、ゲーテに通った甲斐があった(ノД`)
ステージの背景は、新しいアルバムのジャケ写。
これ結構好きなんだけど。
「これ見て。ヒドイだろ、この顔。日が差してて、目が開けられなかったんだよ。」
「でもいい写真じゃん。」
Ingoがやってきて、どこから来たの?というので、「Aus Japan, aus Tokio」と答えていると、
「今、東京に住んでるんだっけ?」
「うん、2年前に引っ越した」
「日本から見に来るんだよ。」とIngoに説明している。
「もう8年くらい?」
すごい!その通りだよ!!
「最初の頃は、全然ドイツ語がわからなくって」
あはははは~f(^_^;
「Halloって言っても通じなかった」
いや、それ、話盛りすぎだから!!(笑)
Halloくらいはわかったよ。確かにそのあとは全然わかんなかったけど…orz
何か用があるらしく、あとでね~といってRüdeは裏に行ってしまった。
ステージの上では、さっきからずっと、ドラムのサウンドチェックが続いている。
どうもノイズが出るらしい。
こういうのは、意外と見ていて飽きないものだ。
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