N の 祝祭日

映画、読書などのメモ

ハチミツとクローバー 

2017-07-20 | chinema(日本映画)

映画を観た。

★ハチミツとクローバー 
監督:高田雅博
出演:櫻井翔、蒼井優、伊勢谷友介、加瀬亮、関めぐみ、他
2006/日本

「草原を作るには、ハチミツとクローバーが必要である」映画の冒頭に流れる素敵なフレーズです。ご存知人気コミックの実写版映画。

「私はあなたが好きです」というたったこの一言を伝えるために、何と多くの時間とドラマが必要なことか。人生はその短い一言のためにあると信じて疑わない物語です。映画の中で、中村獅童が「いいなぁ若者は」という場面があり、素直に「ほんとにいいなぁ若者は、青春は」とうなづいてしまいます。

まぁ、そういう映画です。



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クローズド・ノート

2017-07-20 | chinema(日本映画)

映画を観た。

★クローズド・ノート
原作:雫井脩介
監督:行定勲

行定勲監督作品ということで、どんな手法を使うか興味を持ち見に行く。映画の中に感情移入する以前に彼の魅せ方が気になってしかたがない。瑞々しい美しい場面の継ぎはぎで物語は構成されている。そのことだけに神経が集中しているようで、コマーシャルフイルムのように感じた。この映画はほんとに彼の描きたかった映画なのだろうか。

舞台となる街に京都の風景があちこち登場し、日頃生活している景色が映画の世界として表現されると不思議な感じがする。京都の街の美しい場面をちゃっかり自分の世界に取り込んでいる。光がきらきらする季節はほんとに美しく、その中にいると、いろんなファンタジーを思い描くことが多い。時には、この映画のような物語も。

この映画はそんなファンタジーな場面のパッチワークのような作品。そこが監督の意図した表現なのだろうが、ちょっぴり鼻につく。しかし脚本はとてもしっかりしているように感じた。ミステリー仕立てなのも映像向き。この種の小説はめったに読まないが、今回は原作を読んでみたいという思いに駆られてしまった。

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