★誰も知らない「名画の見方」
高階秀爾
小学館101ビジュアル新書
新書版の読みやすい文章なんで一気読み。
ダビンチについて。
彼は
「無限に変化するものの中にある美」を追い求めたとのこと。
そしてあのぼかし技法ともいわれる
スフマート技法に辿り着いた。
以前から、彼の表現技法に謎めいた哲学的なものを感じていたが、
これはとても合理的な思考だと納得した。
知的な画家の当然辿り着くべき表現技法だったのでしょう。
ストー−ん、と腑に落ちた。
高階さんの本をいろいろ読みました。
丁寧、簡潔、そして知的な文章が好きでした。
ご冥福をお祈りします。