投資家の目線

投資家の目線244(ローソン子会社の不祥事)

 ローソンの子会社のローソンエンターメディアで役員による不正行為が発覚した。ローソンのHPによればローソンエンターメディアの社長は引責辞任、関与した2人の役員に対しては刑事告訴を検討しているようだ。それに比べて、ローソン(被害金額が最大約150億円と大きいために交換比率にも影響が出るようで、九九プラスとの株式交換を中止した)の社長が月額報酬の30%自主返納3ヶ月、CFOが月額報酬の20%自主返納3ヶ月と差がある。関与に差があるので処分にも差があるのは当然と思うが、それは小沢事務所の資金管理団体の会計処理の責任問題でも言えることだろう。

 また、ニイウスコーの元会長が粉飾決済の疑いで逮捕された。同氏は容疑を否定している。公平な調べが望まれる。

追記:
 子会社の不適切な会計処理が見つかった近鉄は、同子会社社長の解任以外まだ処分は決まっていないようだ(2010/2/16現在)。

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・「取調べの『全面可視化』をめざして」(中央公論新社 江副浩正他)によれば、海外では取り調べの全面可視化に向かっているようだ。
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