南米アコンカグア遠征から帰国してもう1か月以上になります。遠征の報告をメンバーに協力してもらってやっと完成しました。YFクラブのホームページのアコンカグア遠征報告ページを参照ください。一部を下記に抜粋しています。
■編集後記から抜粋
正直、この南米 アコンカグア山へいこうと思ったのは偶然だった。2012年の初夏、ヨーロッパ遠征を計画する時に、年末年始の暦も確認していた。2012年の年末から年始にかけて、国民の休日、年末年始、土日など、長期休暇のとれる好条件が揃っていた。それらをつなげても16日。これは海外登山の長期遠征ができる十分な日程があり、冬の長期遠征と言えば、季節が逆転する初夏の南米最高峰 アコンカグア山しかないな、と考えるようになった。実際、NHKや民放テレビで取り上げられ、遠い山ではなくわりと身近な山に感じられていたことも要因かもしれない。
遠征のための下調査も含めると出発の約8か月前から入念な準備に取りかかった。過去の記録や知人からの情報収集と整理、旅行会社との調整、遠征メンバーの募集や説明会、トレーニングイベントの企画や実施、これまでの高所登山の経験と最新の高所順応技術の確認、南アメリカ大陸の天気・天候の調査、民間の天気情報会社との調整、スポンサーとの折衝などなど・・・。実際、準備には膨大な時間が必要だったし、十分とはいえないまでもかなりの時間を費やした。
今回の遠征もすべてがうまくいったとは思わないが、当初の遠征の目的は完全に達成できた。今回の目的の第1は、「生きて帰ること」。生きて帰って初めて家族や友人に登頂の喜びを伝えることができる。幸いにも入山してから登頂までの可能性30%に入ることができたが、天気も良かったし、C3から山頂までのルートも比較的状態は良かったのでラッキーだった。
だが、これに満足しているわけではない。また違うメンバーとともにこの南米の地に戻ってくるかもしれないし、今後世界の山々を登り続けていくだろう。人はチャレンジし続けることによって成長する。この精神がYFクラブ(You are the future)の語源なのだから。
■謝辞
->HJMさん、AYKさん
エクセルの記録、写真ありがとうございました。この報告に使わせて頂きました。
->WTBさん
日記の大作をありがとうございます。臨場感たっぷりで素晴らしい文章です。この報告に日記と写真を使わせて頂きました。
->YFクラブスタッフ一同
イベント実施させて頂きありがとうございました。
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