駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

旅欠乏症

2021年09月13日 | 
          

 旅は別にしなくても生活に困るわけではないと思っていたが、いざ二年近く県外に出ない生活をしていると、ビタミン欠乏症のようにじわじわと症状が出てくる。なんだか気分転換がうまくできず精神の活力が落ちてゆくような感じがする。リフレッシュというのは上手い表現で単調な繰り返しの日常には普段使わない脳の部分に刺激を与える行事が必要なのだ。
 旅行など簡単にできなかった昔の人は祭りや冠婚葬祭で気分転換しストレス発散をしていたのだろう。年に数回いつもと違うことをするのが人間精神のビタミン剤になる。祭りらしい祭りのない新興住宅地に住む我々老夫婦には旅行が気分転換ストレス発散になっていたらしい。要するに旅行がないと何だかつまんないのだ。
 ブログを書いたりYouTubeで世界各地の風景を見たり、時々ご馳走を食べに出かけるのは旅行ほどではないが、気分転換になっているようなのでこれからも続けたい。
 さていつになったら旅行が解禁になるだろう。医学は複雑だが科学なのでもっと科学的に対処できる政府が必要だ。思惑でものを言い、目先だけ利益だけ仲間だけで動く政治家を一掃しなければならんと思う。

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