昨夜は友人達との今年最後の忘年会に参加した。亡くなったG氏の代わりという訳ではないが近しいM氏にも参加してもらい六名で忘年会が出来た。二十数年前自然発生的に気の合う仲間七人のグループができ、山小屋で食事しながら話をしたり、あちこちに旅行したりと楽しんできた。今は六十八歳から八十歳という年齢層で、世代ギャップを感じず気持ちよく話ができる。職種が違うので色々なことを教えられた。最初からのメンバーは四名に減ってしまったが、楽しい気の置けない雰囲気は保たれており、最良の友人達の気がしている。私だけが地元の生まれ育ちではないのだが、四十過ぎてこうした友人が出来た幸運に感謝している。
今日は今年最後の診療日だ。いつも年末年始の休みをどうしようかと悩むのだが、今年は平凡に年末三日年始三日の六日間とした。どういう訳か最初と最後の日は意外に暇なことが多い。忙しかった昨日(患者数91名)、明日は暇だよと、例年の経験から受付の女の子たちに言ったら、いやわかりませんよ明日やっていますかという問い合わせがたくさんありましたと笑っていた。果て今日の込み具合はどんなもんだろう。
一昨日の夜、重症だった末期がんのTさんが亡くなった。もう一人の老衰94歳のA婆さんはさんはおかゆが二口三口食べられ「先生ありがとう」の声が出ていたから正月休みは多分呼ばれることなく過ごせそうだ。