その32の続き
前述の天秤計りの写真を撮るときに、いつも買っているコーヒー豆専門店で麻袋をもらえて、それをバックに使用したことを書いた。
この麻袋は、調べてみると奥が深い。生豆(英語ではgreen、つまり生っぽい時の色からそう言われているそうだが)を入れた保存袋だが、この生豆はコーヒー豆の産地特有の温度に対して、また通気性にも優れ、このジュード(黄麻)が使われ、しかも再生可能だそうだ。まさに天然資源‼︎
【バーチャルな世界を堪能する】
(この話はお金と実生活は別枠ですからあしからず)
年も変われば気も変わる、なんてこともある。どうもセメントモルタル塗りが気になってきた。勿論柱周りや間仕切り部分は別物を使いモルタルの冷たさとのバランスをとるんだろうがイメージが固まらない。モルタルの無機質とモダンを融合させるにはガラスとか金属製品なんだろうな…⁉︎
困った困った…。
こういう時は絶対に置きたい調度品から考えて部屋のイメージを決めていこうかと思い直す。カッシーナのシェーズロングは絶対だし、 30数年前に買ってずっと一緒だったイタリア製のモダンクラシックのパーティションは絶対に持って行く(写真1) 。それとフランク・ロイド・ライトが設計した照明の復刻シリーズも。TALIESIN 2(タリアセン2)は1933年、ヒルサイド・ホーム・スクールの体育館を劇場に改装した際に設計したペンダント照明が原型となったフロアライト(1,700)!(写真2)だ。いいでしょう⁉︎
壁に埋め込むタイプの仕切りに使うベネチアンガラス(写真3)、これはすごく気に入っているのだが、もう二度と売っていない。残念だ〜…
こんなことで調度品を決めていくことで全体のイメージも固まってくれると良いのだが。
写真1
写真2
写真3
●Frank Lloyd Wright(フランク・ロイド・ライト)
フランク・ロイド・ライトはル・コルビュジェ、ミース・ファン・デル・ローエと共に20世紀を代表する3大巨匠建築家のひとりです。ライトは生涯1100以上の設計をてがけ、およそ400件が実現しました。公共建築、高層建築、美術館、遊技施設、宗教建築、高級住宅から一般住宅にいたる多岐にわたる建築だけではなく、家具や照明、テキスタイル、アートガラス、テーブルウェアもデザインしました。2019年には、アメリカの建築分野で初めて、8つの作品群が世界遺産に登録されました。