世界のドキュメンタリー番組「報道の自由と巨大メディア企業」←を見た。
電波は公共の財産である筈なのにアメリカで今何が起きているか?放送事業の営利化が進みメディアの独占が国民に真実を知らせることから遠ざけ、伝える価値のあるものとそうでないものを決定している。
900もあるチャンネルのうち700は有名人のニュースで、アメリカ市民は経済や環境問題よりも有名人のスキャンダルやゴシップに詳しい。これは意図的な結果です。間違いなく人々の考えなどをコントロールしているのです。我々は民主主義の危機に直面しています。と番組の中で紹介している。(日本も現在同じような状態になってきていると思った)
CBSの番組で巨大スポーツ用品ナイキの商品がベトナムで劣悪な条件の下作られていることをレポートした番組が権威ある賞を受賞したにもかかわらず、第二作を作る段階で急遽取りやめになった。CBSとナイキとの間に莫大な投資取引が行われた為だった。
番組では真実を報道した人々が止む無く退職したり、自殺にまで追い込まれたことを報じている。
巨大企業が時の政府に働きかけメディアの所有の権利を大企業に許してきた結果だと伝えている。
「人間が思考という基本的な権利を手放したら自由の残影は地平線に消えるだろう」~トマス・ペイン「コモン・センス」(1776年)より~という言葉が印象的だった。
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