ふきの指定席

終生 のほほんな生き様かと思いきや
人生の終盤にきて
ところがどっこいの日々

「立ち止まり 出るはため息ばかり 法は惨く 村人は容赦なし」

2024-12-07 05:13:12 | のほほんの記
 
姉はこの7月に黄泉の国に旅立ちました                  
年前の姉です
写真が嫌いで後ろ姿をこっそり撮りました

その後
我が家の引越しとコロナ禍があり 
我が家族が姉と逢ったのはこの時が最後で
姉との今生の別れとなりました

私は入院する姉の保証人になるため
今年の2月に故郷に帰り 姉と逢うことができましたが 
私は能登出身です
震災の慌ただしさの中 逢えた時間は数分のみ
そして その時が姉との最後になりました


11月に実家に帰り
実家の整理をしましたが
一向に進まず
姉の仕事関係の物 仕事と趣味を兼ねた物の整理は
胸がジーンとなりできませんでした

故郷に1週間滞在をしたのに 何をしていたのかな
 
実家に帰る前 初日は和倉温泉に宿泊
震災の爪痕を目の当たりにして言葉もありませんでした

15歳で故郷を離れた私は
学校の休みの時は山小屋でアルバイト
社会人になってからは 旅に明け暮れ
結婚をしてからも それは変わらず
この歳になり 
実家を引き継ぐ親族が私ひとりになってしまったことで
実に55年ぶりに
故郷に「日参」する日々
負の遺産しかなので
相続放棄も考えましたが
先祖に対して あまりにも 惨い所業と諦め
今その処遇に大変な思いをしています

家に持ち帰った書類を 毎日少しづつ整理をしているのですが
それが1枚だったり 2枚だったり
それ以上はできません

姉は絵手紙作家で 教室も3カ所で開いていました
その教室も コロナ禍を機に 閉鎖をしましたが
今日は
その生徒さん達の 住所録を処分
沢山の生徒さんがいたことに
姉の気を想いました
やはり 色々な面で 姉はすごい人でした
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