反省

大人になると、物事を人様から教えていただけるという機会は、少なくなる。
大人なんだから当然と言ってしまえばそれだけのこと。
お稽古事をしていたら、先生、師匠から物を習うということはある。
でも、教えていただくということは、本人の気持ちでしかない。
厳しいことを言われたり、嫌味のようなこと、失敗を指摘される。
日常茶飯事に起きる様々なことの中、カチンときたり、怒り心頭になることも多い。しかしそんな中、少々の気持ちをやり過ごし、冷静になると、『あぁ、これはこうしたことを教えていただいたな。』と反省をすることしきりなのである。
大人だ！大人だ！
そう叫んでみても、知らないこと、やってはいけないこと、やらなくてはならないこと、様々なことに気付かずにいる。
”教えていただいたな。”
”ありがたいな。”
”お勉強させていただいた。”
そんな気持ちを持ち続けていきたい。

そんなことを改めて感じ、反省させられた日だった。

「ありがとうございました。」
「お蔭様で。」

忘れてはいけない感謝の気持ち。






朝の真っ白な時の酔芙蓉が一番好き。
そして、少しづつ色を呑んでいく、昼過ぎのこのくらいに色づく頃が、なんとも可憐だといつも思う。
夕方、そろそろ一日も終わるななんて思う頃になると、なんとなく薄ら淋しくなってくる。