「 希望 」

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本当の学力は、どこから生まれるか?(ノーベル賞の比較より)

2013-03-16 08:12:03 | Weblog
まずは以下のデータを見てから考えてみたいと思います。

ノーベル賞の授賞者数を対人口比率で比較してみます。

2010年度の統計において。
日本の人口は126536000人。
デンマークでは5550000人であります。

次にノーベル賞の授賞者数を物理学賞から平和賞まですべての項目において
調べてみたいと思います。

1901年から2008年までの107年間の総合計です。
日本では合計15人であります。
デンマークでは合計13人であります。

以上の基礎データから計算をしてみますと、

日本のノーベル賞の授賞率はデンマークの20分の1です。


以上の結果に私なりに考察を加えてみたいと思います。


デンマークには学習塾や予備校は1つもないと聞きます。

そのような国においてこのような結果が出てくるということは、
何か決定的に重大な中身を有しているように思います。

日本ではゆとり教育や詰め込み教育がどうのと長年揺れてきました。

どうも本質が全く違うのではないかと私は想像しております。

その本質はどこからくるかといいますと、

その国の幸福度、すなわち「福祉の高さ」から来るのではないかと思われます。

教育の問題が起きるということは幸福度が低いからだと思われます。

いくら経済が発展し、科学技術が発展し、精神的に高いものを有していても、

その国に住む国民において、幸福を感じる人がとても少ないのであれば、

以上のようなものはやはり2次的なものと言わざるをえないと私は思います。

やはりまず、生まれてから死ぬまで、安心して暮らせる社会制度

(幸福=福祉最優先の制度)があり、

家族があり子供たちがいて本当の学力が伸びていくものと想像されます。

貧しい者も、富める者も、すべての人が安心して勉学にいそしめる”環境”

があってこそでしょう。


     先を争わず     老子の言葉より



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