風のささやき 俳句のblog

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木犀とカレー匂うや夕餉どき 【季語:木犀】

2019年10月05日 | 俳句:秋 植物
暖かな秋の一日の終わり
どこかほっとさせる夕暮れ時を
僕は家路へと向かって歩いていました

今日も無事に終わったなと
心が静かになるのを覚えながら

それに合せるように
歩調も自然にゆっくりとなります

そんな僕の鼻に甘い金木犀の香りが漂ってきました
どこに咲いているのかがわからず
僕は花の匂いの方に注意を向けたのですが

それと重なるようにカレーの匂い漂ってきて
急に家が恋しく思えてきて
今度は僕は足を早めていました

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