風のささやき 俳句のblog

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夏めいて木陰にへたる子犬かな 【季語:夏めく】

2015年05月23日 | 俳句:夏 時候

首輪をつけられていない子犬が
男の人の後を追いかけていました

楽しそうに走り回っていたのですが
やがて疲れたのか歩き出し

色を濃くした木陰に入ると
這いつくばって
そこから動かなくなりました

その日は前日の雨が
嘘のように晴れ上がり
雲一つない晴天

陽射しも強く
子犬の体には
急激過ぎる変化だったのでしょうか

あるいは木陰に吹く心地よい風を
楽しんでいたのかも知れません



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