20代のころの『男の魅力』をもう一度呼び覚まそう

1997年に心筋梗塞を患い、2006年までEDだった私。
2007年にある漢方に出会い、37歳差の彼女をゲット。

アブダビGP-決勝

2024-12-09 20:29:51 | F1レース
12月8日、2024年F1第24戦アブダビGPの決勝レースが行われ、ノリス(マクラーレン)ポール・トゥ・ウインで今季4勝目/キャリア通算4勝目を飾った。



 2位にサインツ(フェラーリ)、3位にルクレール(フェラーリ)が続き、マクラーレンが1998年以来26年ぶりとなるコンストラクターズタイトルを獲得した。角田(RB)は12位となった。

 アラブ首長国連邦・アブダビに位置するヤス・マリーナ・サーキットを舞台に開催された2024年シーズン最終戦。スタートタイヤは19台がミディアムタイヤ(C4/イエロー)を選択。16番グリッドのハミルトン(メルセデス)だけがハードタイヤ(C3/ホワイト)をチョイスした。

 現地時間17時(日本時間22時)を過ぎ、陽が傾くトワイライトのなか、気温27度、路面温度33度、湿度46%というコンディションで58周の決勝レースはスタートを迎えた。

 ノリスが順調にスタートを切る一方で、フロントロウスタートのピアストリ(マクラーレン)のインにフェルスタッペン(レッドブル)がやや強引な飛び込みの末に2台は接触から揃ってスピン。

 フェルスタッペンは11番手後退すると、ピアストリは最後方まで後退。フェルスタッペンには10秒のタイムペナルティという裁定が下った。さらには11番グリッドの角田がストールを喫したか大きく出遅れ、スタートで一気に17番手までポジションを下げてしまう。

 また、1周目のターン6でペレス(レッドブル)がボッタス(キック・ザウバー)と接触しスピン。マシンにダメージを負ったペレスはセクター3でマシンを止め、早々にレースを終えることに。なお、このアクシデントについてはボッタスに10秒のタイムペナルティが下っている。

 これでバーチャル・セーフティカー(VSC)導入となると、サインツ、ガスリー(アルピーヌ)、ラッセル(メルセデス)、ヒュルケンベルグ(ハース)というトップ5に。なお、唯一のハードタイヤスタートのハミルトンは12番手までポジションを上げている。

 また、19番グリッドスタートのルクレールは巧みなオーバーテイクを続けて1周目に8番手に浮上。さらには、7周目にマグヌッセン(ハース)、10周目にアロンソ(アストンマーティン)、12周目にヒュルケンベルグをかわして5番手と、コンストラクターズ逆転を目指した猛烈な追い上げを見せる。

 VSC解除後、4番手ラッセルが積極的に3番手ガスリーに仕掛けるが、この日のメルセデスはなかなかアルピーヌをかわすことができない。この間に首位ノリスと2番手サインツは後続を引き離す展開に。

 15周目、上位勢では真っ先に3番手ガスリーがハードタイヤに交換し、2ストップ戦略を取ることに。これでラッセルが見た目上3番手、ルクレールが4番手に浮上する。

 ルクレールは21周目にハードタイヤに履き替えた。一方、ルクレールの1秒先を走行していたラッセルはステイ。タイヤを変えたルクレールは24周目のターン6でガスリーをパスし、タイヤ交換組首位のポジションを手にする。

 なお、24周目にはローソンがタイヤを交換。しかし、左フロントタイヤが正しく装着できておらず、25周目には再度ピットに入る事態に。これでローソンの築いたギャップは消えることに。

 26周目に2番手のサインツ、27周目に首位ノリス、3番手ラッセルがハードタイヤに交換。ラッセルは一旦はガスリーの後方でコース復帰となるが、28周目にはラッセルが交換組4位に浮上する。

 ノリスとサインツの首位争いは、ミディアムタイヤでのファーストスティントではノリスに軍配が上がり、ピットストップまでは4秒近いギャップが開いていた。ただ、ハードタイヤに履き替えてからはサインツのペースが良く、30周目には両者のギャップが2秒まで縮まった。

 31周目、ターン6でマグヌッセンがボッタスをオーバーテイクしようとしたところ、ボッタスがブレーキをロックしマグヌッセンに接触。マグヌッセンは緊急ピットののちソフトタイヤでコースに復帰できたが、キック・ザウバーでの最後のレースを迎えたボッタスは、ここでレースを終えることになった。

 唯一のハードタイヤスタートで3番手につけていたハミルトンは35周目にミディアムタイヤに履き替え7番手でコースに復帰。これで全車が1回のストップを終えた時点でノリス、サインツ、ルクレール、ガスリー、ヒュルケンベルグ、ハミルトン、フェルスタッペンというオーダーに。

 ピアストリが入賞圏外に下がるなか、フェラーリ勢は2番手、3番手についた。あとはサインツがノリスをかわせば、21ポイント差を跳ね除けて、フェラーリがコンストラクターズ選手権を勢する計算となる。

 一旦は2秒まで縮まったノリスとサインツのギャップは37周目には3.3秒まで広がった。さらに、ノリスはペースを上げるが、タイヤのデグラデーション(性能劣化)の崖がいつ来るのかが、2台にとって最大の懸念事項だ。それだけに、サインツもペースコントロールに専念し、仕掛けるタイミングを計りつつ、ギャップ拡大を防ぐ走りに徹した。

 一方で接触とペナルティで後退したピアストリは49周目のターン9で11番手に浮上。あと1ポジション上げれば入賞圏内というところまで来たが、10番手アロンソは2ストップ勢で好ペースを刻んでいた。アロンソをかわすことは叶わずも、その後アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)をかわし10番手に浮上が叶う。

 そんななか、52周目にサインツが「デブリの上を走ってパンクがあるかもしれない、確認してくれ」と無線。それでも、サインツはルクレールを上回るペースを維持するが、ノリスとは1周1秒近いギャップが開いてしまう状況となり、フェラーリの逆転コンストラクターズへのアプローチはここまで。

 スタートから完璧なレースを見せたノリスが、58周目終わりのトップチェッカーを受け、ポール・トゥ・ウインでシーズン4勝目/キャリア通算4勝目を飾った。2位にサインツ、3位にルクレールが続いた。なお、ドライバー・オブ・ザ・デイはルクレールが手にした。

 ハミルトンはファイナルラップでチームメイトを攻略し4位獲得。5位ラッセル、6位フェルスタッペン、7位ガスリー、8位ヒュルケンベルグ、9位アロンソ、10位ピアストリまでがポイント獲得となった。

 角田は12位でポイント獲得には届かず。また、ローソンはファイナルラップで白煙を巻き上げマシンを止めることになり、RBは最終戦を無得点で終えた。

 2025年シーズンのF1では引き続き、全24戦が予定されている。FIA F2からステップアップを果たす新人ドライバーが複数名加わるなか、どのようなシーズンとなるだろうか。

2025年F1第1戦オーストラリアGPは3月14〜16日に開催され、第3戦日本GPは4月4〜6日に三重県の鈴鹿サーキットで開催される。




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