現地時間28日(土)、2017年FIA F1世界選手権第
18戦メキシコGP予選が実施され、フェラーリのベッ
テルがポールポジションを獲得した。
海抜2,250mの高地にあるアウトドローモ・エルマノ
ス・ロドリゲスにピレリが持ち込んだドライタイヤは
ソフト、スーパーソフト、ウルトラソフトの3種類。各
チームはドライバー1人に供給される全13セットの
うち10セットを自由に選択してグランプリ週末に臨
んでいるが、予選Q3タイヤとしてウルトラソフトを1
セット確保することが義務付けられている。
今週末はすでに複数のドライバーがエンジンコン
ポーネントの交換でペナルティを受けることが決
まっており、マクラーレンのアロンソとバンドールン
はそれぞれ20グリッドと35グリッドの降格処分、日
本GP以来のコックピット復帰を果たしたトロ・ロッソ
のガスリーは5基目のコントロールエレクトロニクス
を投入した後、MGU-Hも7基目の新品と交換した
ため、合計15グリッド降格となった。ただ、フリー走
行でエンジントラブルが相次いだガスリーは予選
への参加を断念し、決勝レースへの出走可否はス
チュワードの判断に委ねられている。
予選は青空の下、気温19℃、路面温度43℃、湿
度37%のドライコンディションでスタート時刻を迎
え、ピットレーンオープンと同時にトロ・ロッソの
ハートリーがコースに向かい、ハースF1勢らが続
く。アウトラップを終えたドライバーから順にアタッ
クを開始している。
フェラーリとレッドブルはQ1にスーパーソフトを選
んだが、メルセデスは2人ともウルトラソフトタイヤ
を選択。ハミルトンとボッタスが1分17秒半ばのタイ
ムを刻み、土曜フリー走行でトップに立ったレッド
ブルのフェルスタッペンとフェラーリを駆るベッテル
が0.1秒差のタイムを残した。タイヤ選択は分かれ
たものの、ラップタイムにほとんど差はない。
Q1終盤は12番手以下のドライバーに加えてすで
に5番手タイムを刻んでいたアロンソも再度アタッ
クに臨んだ。アロンソはポジションアップこそかな
わなかったものの、自己ベストタイムを更新して
トップとの差を0.192秒差に縮めている。
18分間のQ1を終えてノックアウトされたのはザウ
バーのエリクソンとウェーレインに加えてハースF1
のマグヌッセンとグロージャンだった。今週末はバ
ンドールンが最多35グリッド降格処分を受けること
になっているが、ガスリーはエンジンペナルティに
加えて予選に参加できていないため、レースへの
出走が認められた場合、最後尾の20番グリッドに
並ぶ予定だ。
Q3進出を目指す15台が激戦を繰り広げたQ2はバ
ンドールンを先頭にメルセデス勢が始動し、フェ
ラーリの2台も早々に走り始めた。エンジンペナル
ティが確定しているマクラーレンはアロンソにユー
ズドのウルトラソフト、バンドールンにはユーズド
のスーパーソフトを履かせてコースに送り出した
が、2人は1周を走ってピットに引き上げ、Q2では
結局タイムを残していない。
ハミルトンが1分17秒035をたたき出してトップにつ
けた直後、アタックラップに入っていたハートリー
がターン2を通過後にスローダウンし、そのまま加
速できなくなったため、コースマーシャルのいる場
所までマシンを運んで停車。トロ・ロッソはまたもエ
ンジントラブルに見舞われてしまった。一時的にダ
ブルイエローフラッグが振られており、その間にア
タックラップを走っていたウィリアムズの2台がラッ
プを断念してピットに戻っている。
イエローフラッグ解除後、フェルスタッペンが1分16
秒524をたたき出して2番手以下を一気に突き放
す。これまでの最速タイムを大きく上回る見事な
ラップを披露した。
トラブルを抱えてマシンを降りたハートリーとマク
ラーレンの2台に加えて、リカルドも再アタックを見
送ったQ2終盤にはベッテルが自己ベストを更新し
て1分16秒台に乗せるもフェルスタッペンのタイム
に届かない。
ウィリアムズ勢は何とかタイムを刻んだが、上位10
台が1分17秒台を記録する中、マッサが1分18秒
台、ストロールが1分19秒台にとどまり、Q2終了を
前にピットへと引き上げた。このため、Q2終了を前
に予選トップ10のメンバーが決まり、11番手だった
マッサと12番手のストロールほか、ノータイムだっ
たハートリー、アロンソ、バンドールンがQ2で予選
順位を確定させた。
最後のQ3は開始から1分少々で10台がコースに
出揃い、ボッタスがセクター2まで全体のベストタイ
ムを刻む好ペースを見せるが、タイヤをロックアッ
プしてアタックを断念、一度ピットへと引き上げる。
ハミルトンが1分16秒台に入れた後、ベッテルがそ
れを上回るが、ウオームアップラップを2周取った
フェルスタッペンが1分16秒574をたたき出してタイ
ムシート最上位につけた。
ただ、フェルスタッペンはボッタスの走行を妨害し
た疑いで審議対象になっており、スチュワードは予
選終了後に審議すると発表している。
10名全員が新しいウルトラソフトを投入したラスト
アタックの結果、1分16秒488のコースレコード更新
を達成したベッテルがポールポジションを手に入
れ、最後にタイムを伸ばせなかったフェルスタッペ
ンが0.086秒差の2番手に後退。3番手と4番手にハ
ミルトンとボッタスのメルセデス勢がつけ、5番手以
下はライコネン、エステバン・オコン(フォース・イン
ディア)、リカルド、ニコ・ヒュルケンベルグ(ル
ノー)、カルロス・サインツ(ルノー)と続き、セルジ
オ・ペレス(フォース・インディア)が10番手で予選
を終えた。
マクラーレン・ホンダは2名ともグリッドペナルティを
受けるため、Q2ではエンジン、タイヤを温存し明日
の決勝に備えています。
後方からのスタートですが、マシンの状態はアロン
ソが予選Q1でトップから0.192秒差の5番手のタイ
ムを刻むなど、良い状態のようです。
決勝を期待しましょう!
18戦メキシコGP予選が実施され、フェラーリのベッ
テルがポールポジションを獲得した。
海抜2,250mの高地にあるアウトドローモ・エルマノ
ス・ロドリゲスにピレリが持ち込んだドライタイヤは
ソフト、スーパーソフト、ウルトラソフトの3種類。各
チームはドライバー1人に供給される全13セットの
うち10セットを自由に選択してグランプリ週末に臨
んでいるが、予選Q3タイヤとしてウルトラソフトを1
セット確保することが義務付けられている。
今週末はすでに複数のドライバーがエンジンコン
ポーネントの交換でペナルティを受けることが決
まっており、マクラーレンのアロンソとバンドールン
はそれぞれ20グリッドと35グリッドの降格処分、日
本GP以来のコックピット復帰を果たしたトロ・ロッソ
のガスリーは5基目のコントロールエレクトロニクス
を投入した後、MGU-Hも7基目の新品と交換した
ため、合計15グリッド降格となった。ただ、フリー走
行でエンジントラブルが相次いだガスリーは予選
への参加を断念し、決勝レースへの出走可否はス
チュワードの判断に委ねられている。
予選は青空の下、気温19℃、路面温度43℃、湿
度37%のドライコンディションでスタート時刻を迎
え、ピットレーンオープンと同時にトロ・ロッソの
ハートリーがコースに向かい、ハースF1勢らが続
く。アウトラップを終えたドライバーから順にアタッ
クを開始している。
フェラーリとレッドブルはQ1にスーパーソフトを選
んだが、メルセデスは2人ともウルトラソフトタイヤ
を選択。ハミルトンとボッタスが1分17秒半ばのタイ
ムを刻み、土曜フリー走行でトップに立ったレッド
ブルのフェルスタッペンとフェラーリを駆るベッテル
が0.1秒差のタイムを残した。タイヤ選択は分かれ
たものの、ラップタイムにほとんど差はない。
Q1終盤は12番手以下のドライバーに加えてすで
に5番手タイムを刻んでいたアロンソも再度アタッ
クに臨んだ。アロンソはポジションアップこそかな
わなかったものの、自己ベストタイムを更新して
トップとの差を0.192秒差に縮めている。
18分間のQ1を終えてノックアウトされたのはザウ
バーのエリクソンとウェーレインに加えてハースF1
のマグヌッセンとグロージャンだった。今週末はバ
ンドールンが最多35グリッド降格処分を受けること
になっているが、ガスリーはエンジンペナルティに
加えて予選に参加できていないため、レースへの
出走が認められた場合、最後尾の20番グリッドに
並ぶ予定だ。
Q3進出を目指す15台が激戦を繰り広げたQ2はバ
ンドールンを先頭にメルセデス勢が始動し、フェ
ラーリの2台も早々に走り始めた。エンジンペナル
ティが確定しているマクラーレンはアロンソにユー
ズドのウルトラソフト、バンドールンにはユーズド
のスーパーソフトを履かせてコースに送り出した
が、2人は1周を走ってピットに引き上げ、Q2では
結局タイムを残していない。
ハミルトンが1分17秒035をたたき出してトップにつ
けた直後、アタックラップに入っていたハートリー
がターン2を通過後にスローダウンし、そのまま加
速できなくなったため、コースマーシャルのいる場
所までマシンを運んで停車。トロ・ロッソはまたもエ
ンジントラブルに見舞われてしまった。一時的にダ
ブルイエローフラッグが振られており、その間にア
タックラップを走っていたウィリアムズの2台がラッ
プを断念してピットに戻っている。
イエローフラッグ解除後、フェルスタッペンが1分16
秒524をたたき出して2番手以下を一気に突き放
す。これまでの最速タイムを大きく上回る見事な
ラップを披露した。
トラブルを抱えてマシンを降りたハートリーとマク
ラーレンの2台に加えて、リカルドも再アタックを見
送ったQ2終盤にはベッテルが自己ベストを更新し
て1分16秒台に乗せるもフェルスタッペンのタイム
に届かない。
ウィリアムズ勢は何とかタイムを刻んだが、上位10
台が1分17秒台を記録する中、マッサが1分18秒
台、ストロールが1分19秒台にとどまり、Q2終了を
前にピットへと引き上げた。このため、Q2終了を前
に予選トップ10のメンバーが決まり、11番手だった
マッサと12番手のストロールほか、ノータイムだっ
たハートリー、アロンソ、バンドールンがQ2で予選
順位を確定させた。
最後のQ3は開始から1分少々で10台がコースに
出揃い、ボッタスがセクター2まで全体のベストタイ
ムを刻む好ペースを見せるが、タイヤをロックアッ
プしてアタックを断念、一度ピットへと引き上げる。
ハミルトンが1分16秒台に入れた後、ベッテルがそ
れを上回るが、ウオームアップラップを2周取った
フェルスタッペンが1分16秒574をたたき出してタイ
ムシート最上位につけた。
ただ、フェルスタッペンはボッタスの走行を妨害し
た疑いで審議対象になっており、スチュワードは予
選終了後に審議すると発表している。
10名全員が新しいウルトラソフトを投入したラスト
アタックの結果、1分16秒488のコースレコード更新
を達成したベッテルがポールポジションを手に入
れ、最後にタイムを伸ばせなかったフェルスタッペ
ンが0.086秒差の2番手に後退。3番手と4番手にハ
ミルトンとボッタスのメルセデス勢がつけ、5番手以
下はライコネン、エステバン・オコン(フォース・イン
ディア)、リカルド、ニコ・ヒュルケンベルグ(ル
ノー)、カルロス・サインツ(ルノー)と続き、セルジ
オ・ペレス(フォース・インディア)が10番手で予選
を終えた。
マクラーレン・ホンダは2名ともグリッドペナルティを
受けるため、Q2ではエンジン、タイヤを温存し明日
の決勝に備えています。
後方からのスタートですが、マシンの状態はアロン
ソが予選Q1でトップから0.192秒差の5番手のタイ
ムを刻むなど、良い状態のようです。
決勝を期待しましょう!
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