シーズン第10戦イギリスGPが幕を開けた16日(金)、グランプリ2日目に史上初の開催となるスプリントクオリファイイングのスターティンググリッドを決める予選が実施され、メルセデスのハミルトンがライバルとの接戦を制してトップタイムを記録した。
今年のイギリスGPは通常のグランプリフォーマットが変更され、金曜日に60分のフリー走行に臨んだ後、現地午後に従来形式の予選を実施、土曜日はフリー走行を経て100kmで争われるスプリントクオリファイイングが実施される。日曜日の決勝レースはこのスプリントクオリファイイングの結果を受けてスターティンググリッドが決まることになっている。
気温25℃、路面温度40.9℃、湿度53.7%のドライコンディションで始まったQ1はマクラーレンのカルロス・サインツを先頭に各車がコースに入り、早々にタイムアタックをスタートさせた。
ピレリはシルバーストーン・サーキットにC1(ハード)、C2(ミディアム)、C3(ソフト)の最も硬い3種類のコンパウンドを用意しているが、前戦オーストリアGPで試した新構造のリアタイヤのテスト結果が良好だったことを受けて、イギリスGP週末から新しいリアタイヤを導入している。
全車がソフトタイヤでアタックしたQ1序盤のオーダーは1分26秒751を刻んだレッドブルのフェルスタッペンがトップにつけ、0.409秒差でハミルトンが2番手、0.736秒遅れだったハミルトンの相棒バルテリ・ボッタスが3番手に控えた。
ノックアウトゾーンの16番手以下にはラティフィ(ウィリアムズ)、ライコネン(アルファロメオ・レーシング)、ストロール(アストンマーティン)、シューマッハとマゼピンのハースF1勢の名前があったが、ライコネンは2セット目のソフトで自己ベストタイムを更新して12番手にポジションを上げ、マクラーレンのリカルドが16番手に後退する。
ただ、10番手タイムを刻んでいたアルピーヌのオコンとリカルドのギャップは0.5秒ほどしかなく、新しいタイヤに履き替えたリカルドが1分27秒615をマークして7番手に飛び込むなど、タイムシートのオーダーは時間の経過とともに変動していった。唯一、トップに立っていたフェルスタッペンがガレージで次のセッションに向けた準備に切り替えたが、それ以外の19名は2度目、3度目のランに臨んでいる。
18分間のQ1を終えて予選順位が決したのは16番手に終わったアルファタウリの角田、ライコネン、ラティフィ、ミック、マゼピンの5人だ。角田はラストアタックのセクター1でタイムロスしており、15番手でQ2に進んだストロールとはわずか0.026秒の差しかなかったことから、ベストパフォーマンスでラップをまとめられていればQ1を突破できた可能性が高い。17番手だったライコネンも角田と0.019秒差、オコンと比べても0.45秒しか違わず、非常に激しい接近戦が繰り広げられた。
上位勢ではフェルスタッペンのタイムが塗り替えられることはなかったものの、最終的に2番手タイムを記録したハミルトンが0.035秒差に迫り、3番手にはフェラーリのルクレールがつけ、レッドブルのペレス、リカルドがトップ5に名を連ねてQ1を締めくくっている。
Q2はメルセデスとマクラーレンの各車がピットレーンオープンと同時にコースに向かうと、レッドブルの2人もすぐに合流、他の陣営も時を置かずしてドライバーをコースに送り出したが、フェラーリは出陣のタイミングをずらし、ハミルトンらが最初のアタックラップを完了する頃にコースインした。
ハミルトンは1分26秒602の好ペースを見せるも、0.098秒速くラップをまとめたフェルスタッペンが再びトップの座を手に入れ、ハミルトン、ボッタス、ペレス、セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)がトップ5につけていた。Q2でノックアウトされる11番手以下にいたのはガスリー(アルファタウリ)、ラッセル(ウィリアムズ)、アロンソ(アルピーヌ)、ストロール、ジョビナッツィ(アルファロメオ・レーシング)だ。
Q2序盤のランを終えてピットに戻っていた面々は、残り3分を切る直前にジョビナッツィがガレージを離れたのをきっかけに相次いでアウトラップを開始する。ほとんどのドライバーが自己ベストを更新するペースを見せており、中でもハミルトンは各セクターのファステストを刻んで1分26秒023をたたき出し、フェルスタッペンを上回って最速タイムを塗り替えている。
一度は0.4秒以上のリードを築かれたものの、フェルスタッペンもベストタイムのラップをまとめ、0.292秒差の2番手に収まった。3番手のボッタスにサインツとルクレールのフェラーリ勢が続き、ペレス、ラッセル(ウィリアムズ)が7番手でQ3進出を果たし、他にベッテルとマクラーレンの2台が予選トップ10入り、11番手以下で予選順位を確定させたのはアロンソ、ガスリー、オコン、ジョビナッツィ、ストロールだった。
12分間で争われたQ3は開始からしばらくはどの陣営にも動きがなく、2分が過ぎた頃にサインツが始動し、ラッセルを除く8人が後に続いてコースに入っている。サインツとルクレールはユーズドのソフトタイヤで出陣したが、他は新しいソフトでアタックラップに臨んでおり、1分26秒134をマークしたハミルトンがトップに立つ。2番手には0.172秒差でフェルスタッペンが控え、ボッタス、ペレス、ノリス、リカルド、ルクレール、サインツが8番手となり、ベッテルは最初のタイムがコースリミットをオーバーしたとして抹消されたため、仕切り直しを強いられた。
タイミングをずらしてアタックラップを走ったラッセルは1分26秒台を刻んで7番手に飛び込み、フェラーリ勢を上回るパフォーマンスを見せてサーキットに詰めかけた地元ファンを沸かせている。
全車が新品のソフトタイヤで臨んだ終盤の注目はやはりハミルトンとフェルスタッペンのバトルだ。先に動いたハミルトンがセクター1をファステストで通過し、セクター2も全体ベストでつないだが、セクター3でややバランスを崩すシーンがあり、タイムを更新できなかったものの、フェルスタッペンもパーフェクトラップとはいかず、0.075秒差まで迫るも2番手にとどまり、スプリントクオリファイイングのポールポジションはハミルトンの手に渡っている。
ハミルトンと0.194秒差のタイムを残したボッタスが3番手、ルクレールが4番手に上がり、ペレス、ノリス、リカルド、ラッセル、サインツ、ベッテルが10番手で予選を終えた。
新しい試みであるスプリントクオリファイイングはフェルスタッペンが2番手とフロンローを獲得しましたが、どんな結果になるか楽しみですね!
今年のイギリスGPは通常のグランプリフォーマットが変更され、金曜日に60分のフリー走行に臨んだ後、現地午後に従来形式の予選を実施、土曜日はフリー走行を経て100kmで争われるスプリントクオリファイイングが実施される。日曜日の決勝レースはこのスプリントクオリファイイングの結果を受けてスターティンググリッドが決まることになっている。
気温25℃、路面温度40.9℃、湿度53.7%のドライコンディションで始まったQ1はマクラーレンのカルロス・サインツを先頭に各車がコースに入り、早々にタイムアタックをスタートさせた。
ピレリはシルバーストーン・サーキットにC1(ハード)、C2(ミディアム)、C3(ソフト)の最も硬い3種類のコンパウンドを用意しているが、前戦オーストリアGPで試した新構造のリアタイヤのテスト結果が良好だったことを受けて、イギリスGP週末から新しいリアタイヤを導入している。
全車がソフトタイヤでアタックしたQ1序盤のオーダーは1分26秒751を刻んだレッドブルのフェルスタッペンがトップにつけ、0.409秒差でハミルトンが2番手、0.736秒遅れだったハミルトンの相棒バルテリ・ボッタスが3番手に控えた。
ノックアウトゾーンの16番手以下にはラティフィ(ウィリアムズ)、ライコネン(アルファロメオ・レーシング)、ストロール(アストンマーティン)、シューマッハとマゼピンのハースF1勢の名前があったが、ライコネンは2セット目のソフトで自己ベストタイムを更新して12番手にポジションを上げ、マクラーレンのリカルドが16番手に後退する。
ただ、10番手タイムを刻んでいたアルピーヌのオコンとリカルドのギャップは0.5秒ほどしかなく、新しいタイヤに履き替えたリカルドが1分27秒615をマークして7番手に飛び込むなど、タイムシートのオーダーは時間の経過とともに変動していった。唯一、トップに立っていたフェルスタッペンがガレージで次のセッションに向けた準備に切り替えたが、それ以外の19名は2度目、3度目のランに臨んでいる。
18分間のQ1を終えて予選順位が決したのは16番手に終わったアルファタウリの角田、ライコネン、ラティフィ、ミック、マゼピンの5人だ。角田はラストアタックのセクター1でタイムロスしており、15番手でQ2に進んだストロールとはわずか0.026秒の差しかなかったことから、ベストパフォーマンスでラップをまとめられていればQ1を突破できた可能性が高い。17番手だったライコネンも角田と0.019秒差、オコンと比べても0.45秒しか違わず、非常に激しい接近戦が繰り広げられた。
上位勢ではフェルスタッペンのタイムが塗り替えられることはなかったものの、最終的に2番手タイムを記録したハミルトンが0.035秒差に迫り、3番手にはフェラーリのルクレールがつけ、レッドブルのペレス、リカルドがトップ5に名を連ねてQ1を締めくくっている。
Q2はメルセデスとマクラーレンの各車がピットレーンオープンと同時にコースに向かうと、レッドブルの2人もすぐに合流、他の陣営も時を置かずしてドライバーをコースに送り出したが、フェラーリは出陣のタイミングをずらし、ハミルトンらが最初のアタックラップを完了する頃にコースインした。
ハミルトンは1分26秒602の好ペースを見せるも、0.098秒速くラップをまとめたフェルスタッペンが再びトップの座を手に入れ、ハミルトン、ボッタス、ペレス、セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)がトップ5につけていた。Q2でノックアウトされる11番手以下にいたのはガスリー(アルファタウリ)、ラッセル(ウィリアムズ)、アロンソ(アルピーヌ)、ストロール、ジョビナッツィ(アルファロメオ・レーシング)だ。
Q2序盤のランを終えてピットに戻っていた面々は、残り3分を切る直前にジョビナッツィがガレージを離れたのをきっかけに相次いでアウトラップを開始する。ほとんどのドライバーが自己ベストを更新するペースを見せており、中でもハミルトンは各セクターのファステストを刻んで1分26秒023をたたき出し、フェルスタッペンを上回って最速タイムを塗り替えている。
一度は0.4秒以上のリードを築かれたものの、フェルスタッペンもベストタイムのラップをまとめ、0.292秒差の2番手に収まった。3番手のボッタスにサインツとルクレールのフェラーリ勢が続き、ペレス、ラッセル(ウィリアムズ)が7番手でQ3進出を果たし、他にベッテルとマクラーレンの2台が予選トップ10入り、11番手以下で予選順位を確定させたのはアロンソ、ガスリー、オコン、ジョビナッツィ、ストロールだった。
12分間で争われたQ3は開始からしばらくはどの陣営にも動きがなく、2分が過ぎた頃にサインツが始動し、ラッセルを除く8人が後に続いてコースに入っている。サインツとルクレールはユーズドのソフトタイヤで出陣したが、他は新しいソフトでアタックラップに臨んでおり、1分26秒134をマークしたハミルトンがトップに立つ。2番手には0.172秒差でフェルスタッペンが控え、ボッタス、ペレス、ノリス、リカルド、ルクレール、サインツが8番手となり、ベッテルは最初のタイムがコースリミットをオーバーしたとして抹消されたため、仕切り直しを強いられた。
タイミングをずらしてアタックラップを走ったラッセルは1分26秒台を刻んで7番手に飛び込み、フェラーリ勢を上回るパフォーマンスを見せてサーキットに詰めかけた地元ファンを沸かせている。
全車が新品のソフトタイヤで臨んだ終盤の注目はやはりハミルトンとフェルスタッペンのバトルだ。先に動いたハミルトンがセクター1をファステストで通過し、セクター2も全体ベストでつないだが、セクター3でややバランスを崩すシーンがあり、タイムを更新できなかったものの、フェルスタッペンもパーフェクトラップとはいかず、0.075秒差まで迫るも2番手にとどまり、スプリントクオリファイイングのポールポジションはハミルトンの手に渡っている。
ハミルトンと0.194秒差のタイムを残したボッタスが3番手、ルクレールが4番手に上がり、ペレス、ノリス、リカルド、ラッセル、サインツ、ベッテルが10番手で予選を終えた。
新しい試みであるスプリントクオリファイイングはフェルスタッペンが2番手とフロンローを獲得しましたが、どんな結果になるか楽しみですね!
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