遊びをせんとや

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明治の画家~番外編

2023年05月31日 | 絵画

和名:蕺草、毒痛み(ともにドクダミと読むらしい)
毒を抑える10種類の効能があり「十薬(じゅうやく)」とも呼ばれるそうだ。
花言葉:「野生」「白い追憶」。


今日の「明治の画家」は、明治時代の雑誌に焦点を当ててみたい。

きっかけは「方寸」(ほうすん)という美術文芸雑誌をネットで知ったこと。
「山本鼎(かなえ)」「石井柏亭(はくてい)」「森田恒友(つねとも)」、3人の版画家が明治40年(1907年)に創刊した。

  
左から「山本鼎」「石井柏亭」「森田恒友」

どんな版画を作った人たちだろう?(並び順は上と同じ)
  

彼らが目指す版画は「創作版画」といい、自分で下絵を描き、自分で彫り、自分で刷って完成させようというもの。
特に山本鼎は、美術教育の普及、大衆化に尽力、
絵を描き易いクレパスの考案者としても名を知られたほか、
北原白秋、木下杢太郎ら多くの詩人・文人とも交友があった。

ともかく「方寸」の探索をしようと始めたところ、
團團珍聞(まるまるちんぶん)~略してマルチン~というのが見つかった。
どうやら戯文・戯画・狂歌・狂句など満載の時局風刺の週刊新聞らしい。

 
團團珍聞創刊号 

編集発行人は「野村文夫」という人。
表紙絵から既に風刺気分横溢、マルチンの内容を是非知りたい。
が、探索にはけっこう時間がかかりそうなので、今日はここまで。

明日もまたお会いしましょう。

[Rosey]

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