今日紹介するのは「小村 雪岱」<1887年(明治20年)-1940年(昭和15年)>。
小村は、ほぼ同時代の小説家・邦枝完二とコンビを組み、
新聞連載小説「おせん」や「お傳地獄」の挿絵を担当して有名になった。
他に画家、版画、装丁、舞台美術の分野でも多才ぶりを発揮した。
硬軟自在の線描、円形に近い額や斜め上か俯瞰するアングルなどが斬新!
ともあれ、彼の作品をスライドショーでご覧を! 時間は3分50秒ほど。
「お傳」繋がりで、妖婦・毒婦と呼ばれた「高橋お傳」の肖像画も見つけられた。
高橋お傳
それを描いたのが、「光線画」で紹介した小林清親・・・こんなところで繋がるとはネ。
雪岱は文筆も巧みで、泉鏡花のことを描いた作品が青空文庫にもある。
2編共に短いものだが、泉鏡花の変人・奇人ぶりを知ることができて面白かった。
いずれもクリックすると新しいウィンドウで読める。
[Rosey]