3年ほど前、Roseyの子供時代のモノクロ写真をカラー化した。
本人も悦んでくれたが、介護に来てくれた人達もIT技術の進歩に驚いていた。
さらに進化したかな、と思ってその時の海外サイトを使おうとしたら閉鎖。
ならば、と別の海外サイトでカラー化してみたのが下の写真である。
格段に進歩しているわけでもなさそうだ。
そこで思いついた。織田一麿のモノトーンの石版画をカラー化してみたら?
結果は下の通り。
写真も手書きも関係ないってワケだ。なぜ、こんなことをやってみたか?
実はNDLイメージバンクで、100年前のカラー写真を特集していた。
明治30年代~大正期に制作した外国人向け写真帳に掲載されたという。
それでそのスライドショーを作ってみたというわけ。
作品点数が多いので、主に人物が登場するものに限った。
ただ、作品1スライドの時間は20秒にしてある。
全体で6分30秒、じっくりと見てもらいたい。
当時の絵師たちの彩色技術のレベルの高さに驚嘆した。
どの絵も近景、遠景を問わず木々や花々などの細部まで着色している。
中で私が一番驚いたのはスライド#19。下駄の鼻緒まで丁寧に彩色。
が、同じスライドの店の奥にいる従業員?の男性、
彼だけがモノクロのまま放っておかれていて可哀そう。
なお、昔の絵師たちの腕前も今時のAIに比べて遜色ない気がするけど、どうだろう?
昔のアナログ技術をデジタル・アーカイブしたもので見るのもヘンだけどね。
[Rosey]