遊びをせんとや

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明治の画家~番外編ジャポニスム・変奏

2023年06月07日 | 絵画

「天絞り」という名前がついていたが、品種名か?
「八重柘榴」の名前もあった。


昨日、誌上菖蒲絵展で吉田博の絵を掲載した。
彼の抒情的な絵を見ていて、ゴッホよりモネの絵のほうが近いと思えた。
そのモネもジャポニスムに関心があった一人だ。

年齢的にはモネが13歳年上、印象派画家の代表格。(ゴッホはポスト印象派)
モネはゴッホのような模写はしていない。
ただ、美術の専門家によれば、浮世絵の構図を取り入れたりはしているという。

そのモネに「ラ・ジャポネーズ」という絵がある。ズバリ、「日本人」!


浮世絵柄の着物に扇子に団扇・・・道具立ては確かに日本風、モデル以外は!
でも、拡大して団扇を見るとモネ自身の絵も描き込んでいる。
なお、このモデルはモネ夫人だという。

モネには、女性と男の子がいる絵が何点もあるが、3枚載せる。
モデルはモネ夫人と夫妻の長男ではないか・・・というのは私の推測。




日本では、モネといえば「睡蓮」の絵が人気。
その睡蓮シリーズも嫌いではないが、私が最も好きな絵を掲載する。


どこか「吉田博」の「光る海」と通じ合うところがあると感じた。


吉田博は何度もパリへ行っている。
1900年のパリ万博で出展して受賞。それ以前から米国では人気があった。 
その時、吉田は24歳 モネは60歳。二人は出会っている可能性もある・・・。
なんてことを考えてみるのも楽しいことである。

それでは明日またお会いしましょう。

[Rosey]

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