暫く古い時代の絵の探索が続いたので、この辺りで久しぶりに音楽を。
例によって歌詞カードを作ったので、それを見ながらまずは歌をどうぞ。
前野曜子さんの歌で「別れの朝」。
これが外国の曲だったことを、歌詞カードを作っていて初めて知った。
作詞・作曲ともにオーストリアの人だそうだ。
詩は訳詞ではなく、作詞:なかにし礼、と書いてあるところが意味深長。
原曲の曲名を調べてみたら、「Was ich dir sagen will」(独語)。
Googleの翻訳アプリで日本語に直すと、「あなたに言いたいこと」。
ついでに「Was ich dir sagen will」でYoutubeを探した。
何と作曲者がピアノを弾きながら歌っている動画が真っ先に出てきた。
ここまで来ると、原詩と日本語の作詞を比べたくなった。
ところが原詩には、「別れ」という言葉は一切無くて、むしろ出会いの歌。
内気なのか、もともと無口なのか、好きな人に言う言葉が見つからない。
「あなたに言いたいこと」は、ピアノに語らせるから聴いて、というのが原詩の大意。
ただ、歌詞は違っていてもリフレインする箇所はほぼ同じである。
日本でも何人かの歌手が歌っているので、アイジョージの「誰かが歌っている」を。
これはスペイン語訳の歌詞から、日本語に訳したものだという。
国が変われば歌も変わる、愛の形も変わるということか。
[Rosey]