割と一人で歌舞伎を見に行くことも多いのだが、今月は珍しく歌舞伎ラバーたちと連れ立って観劇に。
まず第一弾は、平成中村座夜の部。ブログ仲間の、のの吉さん、黒猫さん、そのお友達の香さんと中村座で待ち合わせ。
中村座に海老蔵初出演ということで、海老柄帯の登板は決めていたものの、例によって仕事に追われ、コーディネートは当日まで決められていなかった。
しかし当日の朝は結構な雨。この瞬間、ポリエステルの小紋に決定!
雨はうっとうしいが、コーディネートに迷わなくて済むのはありがたい(笑)。
そして海老蔵が平成中村座に初登場ということで、先週に続けて海老柄帯。
「襲名」ということから、新たな船出を祝う気持ちをこめて、船の帯留をあしらってみた。(見えるかな?)
襦袢も「かまわぬ」柄で。
午前中はお茶のお稽古に。
その後、中村座に移動する合間をぬって、会社へ。
終わっていない仕事があったもので・・・(^^;)。
会社から中村座に向かう頃には、雨も上がり、気分も明るく浅草へ!
この日の席は、最後列だが花道脇のいわゆる「どぶ」で、花道を通る役者さんは、手を伸ばせば届くほどだった。
ただでさえ客席と舞台が近い小屋だけど、至近距離で見るのはやはり相当な迫力を感じる。
舞台の中身も迫力で、のっけから仁左衛門丈と勘三郎丈の二大役者の競演である。
勘三郎丈の女房役がはまっていて、仁左衛門丈の武士になれないいけていない役柄もかわいらしく、意外性がありました。
ただし、いつものごとく、ひと幕目は眠気に襲われ、かなりの部分が記憶から欠落してしまっている…
(だって、にざ様があまりしゃべらないのですもの…)
「口上」は賑々しく、何より勘三郎丈の元気な姿がうれしかったですね。
海老蔵丈の口上は持ち前の良い声が出ていてよいなあと思えたのですが、演技になるとどうして変な癖が出ちゃうんでしょう。
仁左衛門丈は上手端にいらしたのですが、二階席の舞台近い席からだと切れて見えないらしい。
ご一緒した黒猫さん、大のニザ様ファンなのに、その席から見えないようで、立ちあがっていらしてました(最後列だったし)。
うん、気持ちはよくわかるぞ。
「御所五郎蔵」は、勘九郎の御所五郎蔵、海老蔵の星影土右衛門の一騎打ち!
海老蔵は期待通りの華やかさだが、ちょっと驚いたのは新勘九郎の御所五郎蔵。
実力はあっても、あまり華のない役者というイメージだったけれど、舞台に登場した勘九郎丈は、まさに男伊達。
色気さえ感じる。
襲名を経て、華やぎを得たのか…。
対象的に、海老蔵丈のセリフ回しのくせが改善される気配が見えず、ちょっと心配。
終演後は「たぬき」という炉端焼き屋さんで、歌舞伎談義。
歌舞伎談義から、「太宰、三島、芥川のうち、誰が好きか」などと男性談義にも発展。
これが、おばちゃんパワーさく裂なのか。
ちなみに、太宰派の私は、「実は隠れダメンズ」と判定され、海老蔵好きもその延長にあるのではないかという結論に。
新たな発見でしたわ。
-----------------------------------------------------------------------------------
【演目と配役】
一、片岡十二集の内 傾城反魂香(けいせいはんごんこう)
土佐将監閑居の場
浮世又平後に土佐又平光起 仁左衛門
土佐将監光信 亀 蔵
土佐修理之助 新 悟
狩野雅楽之助 猿 弥
又平女房おとく 勘三郎
二、六代目中村勘九郎襲名披露 口上(こうじょう)
勘太郎改め勘九郎
幹部俳優出演
三、曽我綉侠御所染(そがもようたてしのごしょぞめ)
御所五郎蔵
御所五郎蔵 勘太郎改め勘九郎
星影土右衛門 海老蔵
傾城逢州 七之助
梶原平蔵 亀 蔵
新貝荒蔵 男女蔵
秩父重介 国 生
二宮太郎次 猿 弥
花形屋吾助 笹野高史
傾城皐月 扇 雀
甲屋与五郎 我 當
四、元禄花見踊(げんろくはなみおどり)
元禄の衆 児太郎
同 虎之介
同 鶴 松
同 宜 生
同 国 生
以上
まず第一弾は、平成中村座夜の部。ブログ仲間の、のの吉さん、黒猫さん、そのお友達の香さんと中村座で待ち合わせ。
中村座に海老蔵初出演ということで、海老柄帯の登板は決めていたものの、例によって仕事に追われ、コーディネートは当日まで決められていなかった。
しかし当日の朝は結構な雨。この瞬間、ポリエステルの小紋に決定!
雨はうっとうしいが、コーディネートに迷わなくて済むのはありがたい(笑)。
そして海老蔵が平成中村座に初登場ということで、先週に続けて海老柄帯。
「襲名」ということから、新たな船出を祝う気持ちをこめて、船の帯留をあしらってみた。(見えるかな?)
襦袢も「かまわぬ」柄で。
午前中はお茶のお稽古に。
その後、中村座に移動する合間をぬって、会社へ。
終わっていない仕事があったもので・・・(^^;)。
会社から中村座に向かう頃には、雨も上がり、気分も明るく浅草へ!
この日の席は、最後列だが花道脇のいわゆる「どぶ」で、花道を通る役者さんは、手を伸ばせば届くほどだった。
ただでさえ客席と舞台が近い小屋だけど、至近距離で見るのはやはり相当な迫力を感じる。
舞台の中身も迫力で、のっけから仁左衛門丈と勘三郎丈の二大役者の競演である。
勘三郎丈の女房役がはまっていて、仁左衛門丈の武士になれないいけていない役柄もかわいらしく、意外性がありました。
ただし、いつものごとく、ひと幕目は眠気に襲われ、かなりの部分が記憶から欠落してしまっている…
(だって、にざ様があまりしゃべらないのですもの…)
「口上」は賑々しく、何より勘三郎丈の元気な姿がうれしかったですね。
海老蔵丈の口上は持ち前の良い声が出ていてよいなあと思えたのですが、演技になるとどうして変な癖が出ちゃうんでしょう。
仁左衛門丈は上手端にいらしたのですが、二階席の舞台近い席からだと切れて見えないらしい。
ご一緒した黒猫さん、大のニザ様ファンなのに、その席から見えないようで、立ちあがっていらしてました(最後列だったし)。
うん、気持ちはよくわかるぞ。
「御所五郎蔵」は、勘九郎の御所五郎蔵、海老蔵の星影土右衛門の一騎打ち!
海老蔵は期待通りの華やかさだが、ちょっと驚いたのは新勘九郎の御所五郎蔵。
実力はあっても、あまり華のない役者というイメージだったけれど、舞台に登場した勘九郎丈は、まさに男伊達。
色気さえ感じる。
襲名を経て、華やぎを得たのか…。
対象的に、海老蔵丈のセリフ回しのくせが改善される気配が見えず、ちょっと心配。
終演後は「たぬき」という炉端焼き屋さんで、歌舞伎談義。
歌舞伎談義から、「太宰、三島、芥川のうち、誰が好きか」などと男性談義にも発展。
これが、おばちゃんパワーさく裂なのか。
ちなみに、太宰派の私は、「実は隠れダメンズ」と判定され、海老蔵好きもその延長にあるのではないかという結論に。
新たな発見でしたわ。
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【演目と配役】
一、片岡十二集の内 傾城反魂香(けいせいはんごんこう)
土佐将監閑居の場
浮世又平後に土佐又平光起 仁左衛門
土佐将監光信 亀 蔵
土佐修理之助 新 悟
狩野雅楽之助 猿 弥
又平女房おとく 勘三郎
二、六代目中村勘九郎襲名披露 口上(こうじょう)
勘太郎改め勘九郎
幹部俳優出演
三、曽我綉侠御所染(そがもようたてしのごしょぞめ)
御所五郎蔵
御所五郎蔵 勘太郎改め勘九郎
星影土右衛門 海老蔵
傾城逢州 七之助
梶原平蔵 亀 蔵
新貝荒蔵 男女蔵
秩父重介 国 生
二宮太郎次 猿 弥
花形屋吾助 笹野高史
傾城皐月 扇 雀
甲屋与五郎 我 當
四、元禄花見踊(げんろくはなみおどり)
元禄の衆 児太郎
同 虎之介
同 鶴 松
同 宜 生
同 国 生
以上
海老柄の帯、直に拝見してお世辞でもなんでもなく、グラデとか色の乗り具合などキレイで、とても帯に染めたのははじめて、という作品には見えなかったです。
それにしても勘九郎の五郎蔵は素敵でした。特に愛想尽かしで怒りに震えた時の美しさ!惚れました。。
慣れない舞台近くの席のせいで、海老蔵にもっていかれてしまい、肝心の勘九郎をあんまり見ていなかったのは、大反省点なんですが。
あと、はつきさんのお買い物話を聞いてしまったせいか、このところ物欲が戻ってきて少し、いやかなり危うい日々をすごしてます。
こちらこそ、お世話になりました!
帯は、その前に50cmや1mの布で失敗を重ねた末の作品ですから…(^^;)。
よかったらチャレンジしてみてください(銀杏柄でしょ、やっぱり)。
勘九郎は色気が出てきましたよねー。人に注目される経験を積んだからかな。真面目といわれるから、それはそのままでいてほしいけど。
平成中村座、あの大きさはどこからでも舞台が近くて楽しいですよね。
私は花道側だったので、むしろ海老蔵が近すぎて、全体像がよく見えなかったんですよ。それから勘九郎の色気には、期待が低かったので、その意外性にやられました。
自分の欲には素直に従いましょー!!体に良くないです(笑)
ただ、桜席なので口上の23さまが観られないのが残念 (>_<)
隠れだめんず…思わずニンマリしちゃいました。
母性本能いっぱいで面倒見がいい証拠ですね♪
あぁ、お太鼓の海老 おいしそう~☆
23様と勘三郎丈、よいご夫婦っぷりでした。
幕内の23様をご堪能ください・・・と思ったのですが、「土佐将監閑居の場」はないのでしたっけ(^^;)。
桜席といえば、5月の桜席を狙ったのですが、残念ながらゲットできず…。
またの機会に狙います!