今回もどんな着物を着て行こうか、あらかじめ、コーディネートを考えていたんですよ。
ああ、それなのに…
春分の日に先立つ金曜日の夜、珍しく会社帰りに参加したバレエレッスンで左足を負傷。
病院での診察は「骨折」。さっそくギプスをはめられてしまいました(涙)。
着物だったら、むしろ足元も目立たないし、草履は足元を制約しないからギプスにも向いているかもしれないし…といろいろ考えたものの、一定時間立ったまま着替えなくてはならない着物は、片足ではやっぱりきつい。
というわけで、着物で出かけるのは断念したのでした。
(でも観劇だけはあきらめない!)
ちなみに、着たかったコーディネートはこちら。
さんざん悩んだ挙句、結局「きもの青木」で買ってしまった小紋。
柄は・・・
「海老」です(^^;)。
海老蔵が出演する舞台を見るのに3回連続で登場した自作海老柄帯。
こればかりというのもさびしいので(?)、つい着物も買ってしまった(爆)。
帯は、波に見立てた柄を合わせて(本当は雲?)。
けっこう気に入ったコーディネートだったんですが…残念。
単衣にならないうちに足が治って、このコーディネートを着られますように。
洋服で訪れたこの日は、これまでの寒さと打って変わって、うららかな良いお天気。
着物姿の女性もこれまでになく多かったのでは。(うう~(T_T))
お天気に恵まれたせいか、いつも以上に華やかな雰囲気でした。
最初の演目、「暫」は海老蔵お得意の演目。
これまで何度か見た海老蔵のそれは、鎌倉権五郎のオレ様っぷりが海老蔵のキャラと相まって、けっこう好きだったのだが…
今回の「暫」は、ちょっとそのパワーが減じた気がしてしまった。
あの事件、もしかしたらかなりマイナスの影響を与えたのかも。
つぎは襲名狂言の「一條大蔵譚」。
勘九郎丈の好演は期待通り。
阿呆と真に戻るコントラストもうまかったなあ。
勘太郎パパは、阿呆の部分に大爆笑させられるのだけれど、どうしても「笑わせよう」という意識が見えて苦手だったんだけれど、勘九郎丈の場合はひたすら真面目に演じているのに好感が持てる。
しかし、鳴瀬を演じた小山三。出番も結構たくさんなのに、疲れも見せずお元気~!
NHKの朝ドラ「カーネーション」で、「年を取った人間が元気なだけで周りを元気にできる」といった趣旨のセリフがあったけれど、小山三の存在はまさにそれではないだろうか。
奇跡といえば、仁左衛門丈がそのお年にもかかわらず、鬼次郎を若々しく演じられているのも奇跡ですな。
眼福眼福(^^)。
最後の「舞鶴雪月花」。
七之助丈の「春」、仁左衛門丈&千之助くんの孫祖父ペアの「秋」、勘三郎丈の「冬」。
どれもそれぞれ趣があって楽しかった!
中でも勘三郎丈の踊りは、やはり何とも愛嬌があり、観客をひきつける。
好き嫌いはあれど、さすがですね。
おかげで折れた足のことをすっかり忘れられた楽しいひと時を過ごせた。
やっぱり歌舞伎っていいなあー。
-------------------------------------------------------------
【演目と配役】
一、歌舞伎十八番の内 暫(しばらく)
鎌倉権五郎 海老蔵
那須九郎妹照葉 七之助
鹿島入道震斎 猿 弥
桂の前 吉 弥
成田五郎 男女蔵
加茂次郎 進之介
清原武衡 我 當
二、一條大蔵譚(いちじょうおおくらものがたり)
檜垣
奥殿
一條大蔵長成 勘太郎改め勘九郎
常盤御前 扇 雀
八剣勘解由 亀 蔵
鳴瀬 小山三
鬼次郎女房お京 七之助
吉岡鬼次郎 仁左衛門
三、舞鶴雪月花(ぶかくせつげっか)
<上の巻> さくら
桜の精 七之助
<中の巻> 松 虫
松虫 仁左衛門
同 千之助
<下の巻> 雪達磨
雪達磨 勘三郎
ああ、それなのに…
春分の日に先立つ金曜日の夜、珍しく会社帰りに参加したバレエレッスンで左足を負傷。
病院での診察は「骨折」。さっそくギプスをはめられてしまいました(涙)。
着物だったら、むしろ足元も目立たないし、草履は足元を制約しないからギプスにも向いているかもしれないし…といろいろ考えたものの、一定時間立ったまま着替えなくてはならない着物は、片足ではやっぱりきつい。
というわけで、着物で出かけるのは断念したのでした。
(でも観劇だけはあきらめない!)
ちなみに、着たかったコーディネートはこちら。
さんざん悩んだ挙句、結局「きもの青木」で買ってしまった小紋。
柄は・・・
「海老」です(^^;)。
海老蔵が出演する舞台を見るのに3回連続で登場した自作海老柄帯。
こればかりというのもさびしいので(?)、つい着物も買ってしまった(爆)。
帯は、波に見立てた柄を合わせて(本当は雲?)。
けっこう気に入ったコーディネートだったんですが…残念。
単衣にならないうちに足が治って、このコーディネートを着られますように。
洋服で訪れたこの日は、これまでの寒さと打って変わって、うららかな良いお天気。
着物姿の女性もこれまでになく多かったのでは。(うう~(T_T))
お天気に恵まれたせいか、いつも以上に華やかな雰囲気でした。
最初の演目、「暫」は海老蔵お得意の演目。
これまで何度か見た海老蔵のそれは、鎌倉権五郎のオレ様っぷりが海老蔵のキャラと相まって、けっこう好きだったのだが…
今回の「暫」は、ちょっとそのパワーが減じた気がしてしまった。
あの事件、もしかしたらかなりマイナスの影響を与えたのかも。
つぎは襲名狂言の「一條大蔵譚」。
勘九郎丈の好演は期待通り。
阿呆と真に戻るコントラストもうまかったなあ。
勘太郎パパは、阿呆の部分に大爆笑させられるのだけれど、どうしても「笑わせよう」という意識が見えて苦手だったんだけれど、勘九郎丈の場合はひたすら真面目に演じているのに好感が持てる。
しかし、鳴瀬を演じた小山三。出番も結構たくさんなのに、疲れも見せずお元気~!
NHKの朝ドラ「カーネーション」で、「年を取った人間が元気なだけで周りを元気にできる」といった趣旨のセリフがあったけれど、小山三の存在はまさにそれではないだろうか。
奇跡といえば、仁左衛門丈がそのお年にもかかわらず、鬼次郎を若々しく演じられているのも奇跡ですな。
眼福眼福(^^)。
最後の「舞鶴雪月花」。
七之助丈の「春」、仁左衛門丈&千之助くんの孫祖父ペアの「秋」、勘三郎丈の「冬」。
どれもそれぞれ趣があって楽しかった!
中でも勘三郎丈の踊りは、やはり何とも愛嬌があり、観客をひきつける。
好き嫌いはあれど、さすがですね。
おかげで折れた足のことをすっかり忘れられた楽しいひと時を過ごせた。
やっぱり歌舞伎っていいなあー。
-------------------------------------------------------------
【演目と配役】
一、歌舞伎十八番の内 暫(しばらく)
鎌倉権五郎 海老蔵
那須九郎妹照葉 七之助
鹿島入道震斎 猿 弥
桂の前 吉 弥
成田五郎 男女蔵
加茂次郎 進之介
清原武衡 我 當
二、一條大蔵譚(いちじょうおおくらものがたり)
檜垣
奥殿
一條大蔵長成 勘太郎改め勘九郎
常盤御前 扇 雀
八剣勘解由 亀 蔵
鳴瀬 小山三
鬼次郎女房お京 七之助
吉岡鬼次郎 仁左衛門
三、舞鶴雪月花(ぶかくせつげっか)
<上の巻> さくら
桜の精 七之助
<中の巻> 松 虫
松虫 仁左衛門
同 千之助
<下の巻> 雪達磨
雪達磨 勘三郎
小紋素敵です。寒の戻りの頃にぜひ。
…とご報告~と思ったら、こっせつぅ~!?
ギプス一か月、本調子で歩ける様になるまでもう一か月ですねえ。
どうぞ、お大事になさって下さいまし。
観劇したのはさすがです!
↓今見たら、下のコメント途中で切れてました。
これも切れるかなあ?
あんまり歌舞伎や何やかやで飛び回っているので、神様が休めと言っているのかも。自制しようと思ってます。ちょっとだけですが(^^;
コメント切れちゃってましたか!メールで別途送られてきたのでも、同じだったのですが…。オリジナルと合わせて教えてください。gooに確認します。
お着物の海老は、帯の海老とはまた違った趣でいいですねぇ、何というかツウ好みな感じ♪
平成中村座、お誘いを受けていたのですが、平場の席だったので、足の良くない私は泣く泣くあきらめました。歌舞伎、しばらくご無沙汰なので、また観たいなあ。
残念でしたね~、海老な上に素敵に春らしい小紋。でもこの機会にゆっくり休んでください。。
「暫」って演舞場あたりで観るとあまりに荒唐無稽に感じてしまうんですが、中村座には合いそうでね。
そういえば歌舞伎、ご一緒しましょうといったままでしたね。ぜひご一緒に。もちろん椅子席で!
あら?やっぴーさんのコメント切れといい、gooの調子がおかしいのかしら?
「暫」は、私的には金丸座のこんぴら歌舞で見たのが最高でしたね。花道に近かったこともあり、鎌倉権五郎が動くたびに風圧が…。江戸時代の空間に近いと、なぜ成田屋が江戸時代に拝まれたのかが体感できます。