2020年1月訪問 イタリアからコロナがなくなるまで書き続けます。
★教皇の視線の先 サンタ・マリア・マツジョーレ大聖堂 ローマ
前回お話しました、教皇の視線の先ですが。
『キリスト』は馬小屋で生まれたわけですが、その馬小屋に置かれていた、
『かいば桶の木片』が『聖遺物』として大切に保管されています。
拡大してみましょう。
金銀の容器の中に丁重に収められているのでしょう。
『聖遺物』は帝政ローマ時代から、とても貴重なものとして信仰の対象でした。
とても小さな聖遺物が、壮麗な教会の総建築費より高いなんてことがあったようです。
改めて全体を見てください、祭壇があり、聖遺物の周りは、
大理石の壁と、付柱で飾られています。
壁のデザインはとても凝ったもので、名のある作家の手によるものだと思います。