大聖堂回廊の中のレジデンツ領主兼大司教の治世の場であり住居です。
皇帝や王様の宮殿と同じように執務室、謁見の間、執務室などが並んでいるエリアです。
1803年まではザルツブルグの政治は領主兼大司教に握られていました、彼らは歴代富を蓄え強大化していきました、それを支えたのはザルツブルグの良質な塩、(ザルツは塩の意味)、金属、輝石などの豊富な資源でした。
歴代の大司教の中でも、ザルツブルクにおけるバロック建築物建設を指示した最も重要な人物と言われているのが、領主大司教ギドボルト・グラフ・トゥーンです。
彼は1654年から1668年の14年間に及ぶ在位中に市の外観に数多くの足跡を残しています。彼は大聖堂のアーチ道を建設させ、レジデンツと大聖堂広場のデザインを手がけ、大司教区サンクト・ペーター修道院の長い廊下の建設を指揮しました。これらの壮大な建設により、この循環歩道は創り上げられたのです。(オーストリア政府間交渉資料)
レジデンツを歩いてみましょう
アプローチですね。
画像は現在のレジデンツの中の様子で、いつごろ改装されてこのようになったのかまた、ハプスブルク家の時代になって、領主、大司教の力が衰退し、これによって、かなりの美術品や工芸品が散逸してしまったと、オーディオガイドで説明がありました。
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