PL-70に付いているトーンアームである。
実効長 282mm の可変型オイル制動方式
スタティックバランスS字型パイプアーム
共振を防止するため真鍮ムク材からハンドメイドでひとつひとつ切り出した1kgの重量級アームベース採用
接合部は8枚の金属羽根がアーム軸全体を均等につつんでガッチリと締めつけるチャッキングジョイント方式とすることにより無共振化を図る。
レコードのソリや偏芯から発生するピックアップ全体の低域共振を抑えるため経時変化や温度による粘性変化がないシリコンオイルを採用したオイル制動方式を採用
これらにより再生音を濁らせる混変調歪みを改善し、中低域での量感が増し、透明度の高い再生音を得ている。 ・・・カタログから抜粋
ーと、自画自賛の態
私は更に改善する箇所があると思っている。
それは、ヘッドシェルとパイプとの接合部である。
シェルからは4本の単線が出ていて、それがアーム側のスプリングで保持された受け円板と接するという機構になっている。
ここが点接点であるために接触不良を起こして、時々片チャンの音が出なくなるのである。
ドライバーの先でコリコリと引っ掻いて導通させるのである。
私の熱が冷め始めた頃シェルとアームとをスライドして接合する試作品が発表された。
やはり点接点の欠点を解消するために平板の面接点を採用したものである。
その後、大きなニュースにならなかったし商品として流通しなかった。
規格統一の問題が大きかったのだろうし、レコードからCDへ世の中が流れる時だったし、
でも、プロ用でアームシェル一体のアームがあったように記憶している。
103専用のアームだったと思うが、発電された電流の損失を少なくするという考え方は一緒ではなかろうか。
昔、デュアルなどについていたダイナミックバランス(バネ荷重)にも興味あったのですが使用経験なしのまま。
SHURE V15Ⅳとの組み合わせで、ナチュラルな良い音がしているのでしょうね。羨望・嫉妬・嘆息。
が見直されていた頃か
でも、オーディオの世界では重さが幅を利かして
1kg1万円って言われておりましたような。
マイクロなんか究極のプレーヤーと称して
ターンテーブル部にアームとインシュレーターを付けたスケルトンモデルみたいな金属の塊のカリカリのプレーヤーを発売して、好き者たちは買っていたような、
PL-70 月1万円を払う月賦で1年以上かけて支払いました。
ダイレクトドライブだからベルトの在庫が無くなったので使えませんということは無いと思います。
綿棒を、ウィスキーに浸して磨いてやると調子が良かったような記憶があります。本当は無水アルコールや接点回復剤を使うんですよね。無茶苦茶やっておりました。
あと、シェルのネック部分に「ゴムリング」が付いていることってありますよね。
あの「ゴムリング」を外して締め付けたら具合がよくなった、なんて経験もあります。心なしか音も若干タイトになるような感じで。
しかし、PL―70 ホントにいいですね。
ブログ画像で見てるだけでホレボレしますよ!!