じゃ、僕の話をします。

『本気食聡咲』の記事は「居酒屋・和食」カテゴリーよりご覧下さい。/※各掲載店の閉店情報等は基本的に追記しておりません。

オステリアヨシエ

2011-02-10 | イタリアン・フレンチ
札幌二条市場のれん横丁のイタリアン。

自分にとっては札幌最強イタリアンです。

とは言え、全部のイタリアンに行ったわけではないですが…
f(^_^;

本当に気楽にイタリアンが楽しめるお店ですね。シェフやスタッフの方も素敵なお人柄で、ゆったり料理が楽しめる雰囲気を作ってくださいます。

一枚目の写真はピクルスとオリーブ。爽やかな味が食欲を掻き立てます。

続いて生ハムやサラミ。

真ん中は自家製猪の生ハムです。噛み締めると、心地よい野性味が口の中に広がります。

手前はババガレイのクルード。奥はレバーのパテ。

ここのレバーも大好物です。濃厚な旨味が口の中でとろけます。嫌な臭みは一切無し。

他のお店でもメニューにレバーのパテがあれば必ず頼みます。その味で、その店のこだわりと言うか、料理への意気込みがわかります。是非、レバーが苦手な方も、この店のを食べてみてください。

続いてシイタケのグラタン。ラルドが載ってます。

ラルドってのは、脂身のベーコンみたいなものですね。シイタケの熱で程よく溶けて、ワインにぴったりな味わいです。

海老とトマトのパスタ。

最高。本当にここのパスタは間違いなく旨い。思わずテーブルで「旨い~!」と身悶えてしまいます。

何度も言ってますが、アルデンテと称して、単なる生煮えのパスタを平気で出す店が本当に多い。

こちらのパスタは、いつも絶妙な茹で加減、塩加減。最高のタイミングで供してくれます。

メインは道産(ルスツ)豚ヒレ肉のロースト。

とても柔らかであっさり。イタリアンの豚料理って大好きです。

デザートはティラミス。

これも他とは一味違う。チーズのクリームには、サクサクのビスケットが入っています。食感がたまりません。これも是非一度味わってほしい一皿。

エスプレッソで締めました。

毎回間違いない味で、確実に大満足。幸せな気持ちになりますね。

これから春が近づけば、きっと山菜や果物を活かした料理もメニューに並ぶことでしょう。

季節ごとにこの店を訪れるのは、僕にとって最高の楽しみです。


お店のブログ:
http://ameblo.jp/osteria-yoshie/
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スターマン

2011-02-04 | バー
札幌二条市場のれん横丁にあるバー。

恐らく…

札幌でも非常に個性的なバーではないかと。

いきなり、一見で一人で入るにはかなりの勇気を必要とします。

カウンター六席のみ。

BGMにはマスター厳選の音楽が。普通のジャズなんてかかりません。坂本龍一なんかがふいにかかったりします。

この店の中だけ、周りとは違う時間が流れています。

バーと言うか、正確には「ウイスキー酒場」です。

基本、ウイスキーを楽しむための店。

「酒場」なのです。あくまでも。

この店に流れる時間、独特な雰囲気は、ウイスキーを楽しむためのあらゆる要素を揃えた結果だったりします。

世界で二百数本しか存在しないウイスキー、なんてものが普通に出てきます。

写真の左側は、世界の免税店でしか取り扱ってないマッカラン。真ん中は、数十年前にブレンド用にアメリカから輸入された、素性のよくわからない原酒を改めて樽詰したウイスキー。右端はブレンデッドながら60度、と言う代物。オジサンが踊ってるラベルが印象的。

逆にこの店で普通のウイスキーを見つける方が難しい。あ、スーパーニッカはあるか。

レアなウイスキーなどは、どうしても単価は高くなってしまいますが、提供する量を調整して一杯二千円いかないくらいの値段で出してくれるのもありがたい。

ここでは、ウイスキーの知識がなくても平気です。ざっくりと自分の味の好みを伝えて、後はマスターに全てを委ねましょう。それだけで美味しい一杯のウイスキーとの出会いが約束されます。

マスターも個性的な方です。話してみるとかなり印象は変わると思いますが。話せばゆっくり聞いてくれるし、黙ってグラスを傾けたいなら、そのひとときを大切に見守ってくれます。全ては、ウイスキーを楽しんでもらいたいという、ただその思いだけが伝わってきます。

女性が一人で訪れて、マスターと会話しながら静かにウイスキーを楽しんでる、なんて場面もよく見かけますね。

ここは大人が静かにウイスキーを味わう場所。

酔って大騒ぎするような客は来ないし、マスターも入れません。

願わくは、老舗になっていただきたい。

ウイスキーと同じように、のれん横丁の片隅でゆっくり熟成していただきたい。

数十年後に、そんな店の雰囲気に包まれて最高のウイスキーを味わいたい。

なんてことを考えてます。
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