東京みなと祭報告の4回目は、海上保安庁の測量船「明洋」です。
総トン数 550t、竣工年月日1990年のかなり年季の入った船です。何度も改良され新型機器も導入されていますが、よく見るとあちこちに歴史を感じさせる箇所がありました。
①測量船「明洋」
今回の見学も「明洋」で4隻目です。さらに乗船に人数制限があり並んでしばらく待たされる状態で、船首側からの撮影することをすっかり忘れてしまいました。残念。
②待たされる間に
一度に三十人しか乗船できず、待たされることになります。乗船タラップのところに年配の乗員が一人います。机の上の箱には、赤と青をレンズの立体メガネがいくつか用意されてました。待たされている行列の中の子供さんに「メガネをかけてみませんか」と勧めています。関心のある大人にも同様です。何の事かと見ておりますと、机の向う側の地面に大きな地図があります。たぶん日本の南海上の海底図だったと思うのですが、アナグリフ画像?(2色のずれた画像を青赤のメガネで見ることで立体に見える)を見せていました。上空から太平洋の海底を俯瞰することになります。子供たちがメガネをかけてすぐに立体視出来ているのかは疑問です。慣れないと気持ち悪くなりますし。(私は昔訓練をしまして、裸眼で立体視できるのが密かな自慢です)
④自立型海洋観測装置AOV
やっと乗船できましたが、待ちくたびれたり内部の観測室でも混雑したりで、テーブルなどに並んで設置されている各種観測装置のたくさんのモニターなどを撮影することをすっかり忘れていました。渋滞している見学者の列の隙間で撮影できたのがこの機器です。現場ではそれほど関心が無かったのですが、帰宅後調べてみるとなかなか面白い観測機器でした。保安庁のHPによると
【AOVは、決められた海域を無人で航行しながら観測する装置です。 海面上のフロートと海面下8m下にあるグライダーから構成されています。
観測項目
流向・流速、水温、塩分、風向・風速、波高、気温、気圧 .
AOVの仕様
速力:平均1.3ノット
大きさ(フロート部):約300cm×80cm
大きさ(グライダー部):約250cm×140cm
他船からの視認性向上のため、「簡易灯」、「レーダーリフレクター」、「赤色の旗」を装備しています。太陽電池パネルで電力を得ています】
いろいろな海域で、働いているようです。すごいですね。
以下気になった機材など。
⑤海底基準局
解説がくどくなるので、説明板を同時に。
⑥CTD
東京海洋大学練習船「海鷹丸」の⑦でも登場しました。
⑦海底採泥器と同巻揚げ機
採泥器自体はこんなものかと思いましたが、船尾甲板にありましたいかにも就役当時からあるような年季の入った巻揚げ機に感心しました。
ドラムには直径6mmのステンレスワイヤーが3300メートル巻かれているそうです。④、⑤や⑥の投入にも使用されるそうです。
明日はその他あるあるで、最終回になります。
総トン数 550t、竣工年月日1990年のかなり年季の入った船です。何度も改良され新型機器も導入されていますが、よく見るとあちこちに歴史を感じさせる箇所がありました。
①測量船「明洋」
今回の見学も「明洋」で4隻目です。さらに乗船に人数制限があり並んでしばらく待たされる状態で、船首側からの撮影することをすっかり忘れてしまいました。残念。
②待たされる間に
一度に三十人しか乗船できず、待たされることになります。乗船タラップのところに年配の乗員が一人います。机の上の箱には、赤と青をレンズの立体メガネがいくつか用意されてました。待たされている行列の中の子供さんに「メガネをかけてみませんか」と勧めています。関心のある大人にも同様です。何の事かと見ておりますと、机の向う側の地面に大きな地図があります。たぶん日本の南海上の海底図だったと思うのですが、アナグリフ画像?(2色のずれた画像を青赤のメガネで見ることで立体に見える)を見せていました。上空から太平洋の海底を俯瞰することになります。子供たちがメガネをかけてすぐに立体視出来ているのかは疑問です。慣れないと気持ち悪くなりますし。(私は昔訓練をしまして、裸眼で立体視できるのが密かな自慢です)
④自立型海洋観測装置AOV
やっと乗船できましたが、待ちくたびれたり内部の観測室でも混雑したりで、テーブルなどに並んで設置されている各種観測装置のたくさんのモニターなどを撮影することをすっかり忘れていました。渋滞している見学者の列の隙間で撮影できたのがこの機器です。現場ではそれほど関心が無かったのですが、帰宅後調べてみるとなかなか面白い観測機器でした。保安庁のHPによると
【AOVは、決められた海域を無人で航行しながら観測する装置です。 海面上のフロートと海面下8m下にあるグライダーから構成されています。
観測項目
流向・流速、水温、塩分、風向・風速、波高、気温、気圧 .
AOVの仕様
速力:平均1.3ノット
大きさ(フロート部):約300cm×80cm
大きさ(グライダー部):約250cm×140cm
他船からの視認性向上のため、「簡易灯」、「レーダーリフレクター」、「赤色の旗」を装備しています。太陽電池パネルで電力を得ています】
いろいろな海域で、働いているようです。すごいですね。
以下気になった機材など。
⑤海底基準局
解説がくどくなるので、説明板を同時に。
⑥CTD
東京海洋大学練習船「海鷹丸」の⑦でも登場しました。
⑦海底採泥器と同巻揚げ機
採泥器自体はこんなものかと思いましたが、船尾甲板にありましたいかにも就役当時からあるような年季の入った巻揚げ機に感心しました。
ドラムには直径6mmのステンレスワイヤーが3300メートル巻かれているそうです。④、⑤や⑥の投入にも使用されるそうです。
明日はその他あるあるで、最終回になります。