新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
写真の無断使用はお断りします

台風19号の現地の復興は当分・・・

2019-11-29 18:02:01 | 防災関連
都心と言いますか都内に住んでおりますと、台風19号の被害も忘れがちです。時折TVでルポの報告がある程度です。知人で19号の災害のまっただ中にいる人から報告が最近有りましたので、書いてみたいと思います。
色々差し障りがありますのでこまかい情報は伏せさせて頂きます。

知人の住んでいるところは関東地方の北の方です。台風19号襲来の数日後、数ある被害報告のなかに彼の住んでいる地域で土砂崩れがあったという報道がありました。場所の見当が付かないのでとりあえず電話を入れてみました。
彼のうちは少し高いところにあるので、畑の木々が少し折れたぐらいで被害はないようなことでした。ただ地区の中心地は被害が出ているようだという報告でした。ま、元気な声が聞くことが出来て安心していたのですが。
ところがです2週間ほど前に別の知人から転送された報告が届きました。それによりますと。

彼住んでいる町の中心を流れている1級河川やその支流が氾濫してJRの鉄橋が流され、その復旧は1年先だそうです。役場は1階が水没、周辺商店・4病院・介護施設・家屋も同様だそうです。90歳を越える方が溺死されたそうです。
大勢のボランティアに混じって泥土や災害ゴミの撤去で疲労困憊だそうです。
また車の修理や車検を頼んでいる中古車販売店に掃除片付けに行ったのですが、すべて流され何もなく更地のようになっているそうです。展示車両や事務所建物も一切消えてしまったそうです。
知人の所有する空き家を避難者に提供し家電や生活備品を取り揃えて応援しているそうですが、これから冬に向かって大変だそうです。
2週間後にその商店街の水没を免れた店から出火して4軒消失してしまうと言うことがあったそうです。
我々仲間でも何か眠っている備品があったら協力してほしいとのことでした。
ただ町の窓口は満杯で機能不全になってるそうです。彼が関係するボランティ団体宛に送ってほしいとのことです。

そんな連絡が仲間内に回ってきました。復旧活動のど真ん中にいる人間でなければ分からない臨場感ある情報でした。
早速返事を送りました。必要な備品とはどんな物でしょうか。よく聞くのが、無駄な物や重複してしまう物が届くと聞きますが。

早速彼から返事がありました。
おっしゃるとおりで救援品は大いに偏りがちだそうです。多分暮れから正月あたりに必要とする備品が判明すると予想しているそうです。そのときには相談に乗ってほしいとのことです。
傍らで罹災の現実を見ると動かないわけにはいきません。可能な限り応援したいと、現場からの叫びでした。
そのときには可能な限り応援するつもりですが、一方知人と奥さんが倒れてしまわないようご自愛なさることを願わずにはおられません。
台風19号で被害に遭っている方々がたくさんいらっしゃいます。今年一番の寒さだとTVで入っていますが、住宅や生活用品を失ってしまった皆さんの心境を考えると胸がいっぱいになるのです。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 氷雨の中在庫から「カンムリ... | トップ | 交差点の信号が消えているな... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

防災関連」カテゴリの最新記事