新鹿山荘控帳

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DVD「ゼロ・ダーク・サーティー」

2019-10-08 18:02:33 | 芸術鑑賞
あのビンラディンを一人のCIAの女性分析官、その居場所に追い詰めた記録を紹介する映画と言うことで、実録物が大好きな私としてはずっと購入したかったDVDでした。ただなかなか安くならないし、レビューでも芳しくない感想を見たりして延び延びになっておりました。しかし先日偶々よってみた店に中古で見つけたのであります。1000円切ってましたので。

【物語】
9.11の首謀者と言われるビンラディンの居場所をCIAの女性分析官が突き止め、隠れ家にシークレット部隊が急襲、彼の遺体と隠れ家のデータ類を持ち替えるまでの話です。
もちろんCIAの極秘の作戦であり、調査分析自体が極秘ですから女性分析官の孤軍奮闘でビンラディンを見つけたなんて事はないでしょうから、ストーリー自体は映画作成上のテクニックでしょう。
よくあるハリウッド映画の女性重視のストーリーと言っては簡単ですが、当然ある程度の取材も行われているでしょうし、CIAの検閲らしき物も入っているでしょう。今でも中東で活動している調査員に影響が出ることが懸念されますから。
パキスタン?の隠れ家は陸軍士官学校の近くにあり、その要塞の様な自宅にヘリ2機で急襲するのです。国境を越えて他国に軍隊が入り込むのです。近所の住民は駆けつけてきますが、警察や軍隊は来ません。要塞のような隠れ家ですから近所の住民も不審に思っていたのかしれません。パキスタン空軍の戦闘機が離陸したと表現されていますが、彼らはどうしたのか書かれていません。アメリカ国防省あたりから挨拶があったのでしょうか。当時は9.11に関しては何でもありの米国だったとと言うことですね。
それは映画のはじめに、あのグアンタナモ基地の内部で行われた、アルカイダのテロリスとたちへの拷問が延々と続きます。その場に彼女が立ち会っているのです。ゲシュタポやベトコンの拷問とは異なる拷問でした。本題にいつ入るのかと思ってしまいます。

この急襲をホワイトハウスで中継画面を大統領たちが見ていたと報道されていましたが、その辺はあっさりと書かれています。ケネディー暗殺事件ではないですが、この事件も情報公開が封印されているようです。そんな環境下で映画を作ってしまう米国もすごいです。いや、大衆のガス抜きのためにこんなストーリーを作り上げてしまったのかもしれませんね。

2時間半の映画です、拷問のシーンはもう良いですが、またしばらくしてから見てみたいです。

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