新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
写真の無断使用はお断りします

寒川神社の「方徳資料館」について

2018-09-09 18:07:56 | 神社仏閣
さて昨日書ききれなかった方徳資料館についてです。
方徳資料館は本殿裏側の静かな森にあります。この神域はこれまで禁足地として足を踏み入れられなかったそうです。現在も一般参拝者は入ることができず、私も毎年御朱印を頂いておりながら一度は入ってみたいと思っていたのです。

この森を「神嶽山神苑」と呼ばれます。今回御祈祷を受けたのでその人たちにこの神嶽山神苑の入場券が頂けたのです。
早速外門で受け付けを済ませ、手水舎で身を清め入苑です。まず最初にあるのが裏参拝所です。大明神を裏から拝するところです。心を引き締めて歩きます。
まだまだこの森は新しく、うっそうとして雰囲気ではありませんが、入場者が限られており静かな雰囲気です。池泉回遊式庭園と言うそうです。
「八気の泉」とか茶室、茶屋といろいろありましたが、お目当ての方徳資料館に直行です。

言い忘れましたが御祈祷も資料館も撮影禁止です。当然カメラを持参しておらず、これから述べる感激の品々をお見せすることは不可能です。

さて資料館のほとんどの展示物は、八方除けの起源なり成り立ちを説明する資料や実物の天測機などでした。また昔の天文方のジオラマもありました。ある程度は予想しておりましたし、関心もあり基礎知識も多少はありましたので納得の展示でした。
さてそのまま終了かと出口に近づいた時です。独立したガラスケースの目が留まりました。
宝剣、弓、箙、鏡があるではありませんか。すぐピンときました。伊勢神宮の「撤下御神宝下附」の品々です。別の神社でこのお話は聞いたことがあったのですが、実物を見るのは初めてです。

「撤下御神宝下附」と言うのは御存じ方も多いと思いますが、簡単に言いますと、20年に一回の伊勢神宮の遷宮の際、神様のお道具も全く新しく造り直すのです。これはなぜかと言いますとお道具の製作技術の途切れないように前回と全く同じ技術で新しく作成されるのです。20年たちますから全く同じものを作る苦労は並大抵ではありません。話によりますとこの前年までの御神宝は昔は土中に埋めていたそうです。
現在は伊勢神宮に関係の深い全国の神社に少しづつ分けられているそうです。

その御神宝が四点目の前にあります。ショーケースから動けなくなりました。
まず宝剣です。細身の小ぶりの直刀でした。古代の刀のあの直刀です。拵えは黒漆に赤い細いひも状の模様がありました。全部の特徴を覚えきれません。頭に叩き込んだのですか覚えきれません。次に丸鏡です。小型でしたのでガラスから遠く模様はよく分かりません。それよりも鏡を収納するよく気が細かい飾りと言いますか模様の彫り込んだ綺麗なものでした。よくある中国の印肉の丸い入れ物の高級品と言ったらわかりますか。

あとは黒漆の弓と、矢が入れられた箙がありました。弓と箙の知識がないので説明できません。
日本の武具製作の最高の技術で作られた芸術品で、興奮は収まりませんでした。
外門の受付の女性が暇そうなので、しばらくこの興奮を分かってもらいたく話込みました。「良かったですね」と当然彼女は言ってくれました。
もう一度入場券を入手して出かけてみたいと思っています。その時は御神宝の解説をメモってきますね。

いろいろあった一日でしたが、これのことですべて帳消しになったのでした。終わりよければすべてよしです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「寒川神社での御祈祷」と方徳資料館のこと

2018-09-08 17:17:20 | 神社仏閣
先日の寒川神社での「御礼参りの御祈祷」と同方徳資料館での感激の様子を報告します。

心願の筋あり、6月にお守りを頂き、8月末に当初の目標を達することができましたので、御礼参りをさせて頂こうと出かけたのです。
長年御朱印拝受を楽しんできたので、本殿の中での御祈祷を外から眺めておりましたが、御祈祷を受けるのは初めてで勝手がわかりませんでした。

御祈祷を受け付ける客殿を入りますと、受付担当の神官がいらっしゃるカウンターがいくつか並んでいました。まず手前の机で申込書に記入します。住所や生年月日、もちろん氏名もそして御祈祷を頂きたい項目を詳しく書き込みます。それを空いている神官のところを持っていきます。項目のチェックと御祈祷の内容について聞かれ、こちらの気持ちを細かくお伝えします。なんとなくこの辺で丁寧な御祈祷をしていただけるような気がしてきます。御礼参りは本来当然の事であり、具体的な心願の内容を聞かれました。

御祈祷のグループ分けの④の札を頂いて大きな待合室の入ります。100人近く入れるかと思いました。ほとんどが、初宮参りのご家族の方々でした。私のように一人、あるいは二人のグループは数えるほどでした。④の札を眺めているうちに、開始の時間から考えて、30分の間隔での御祈祷のスケジュールかと思いました。
巫女さんが迎えに来ました。御祈祷の手順が初めてですから全く分からないので、前の方は嫌だなと思っていましたが、みなさん家族連れのです、なかなか並ばず結局前から3番目に並ぶことになりました。名称は分かりませんが陣羽織風の白装束を渡され上から着るように言われました。その前に横の手水台で手を清めることになります。

本殿前で全員並び、巫女さんの誘導で本殿中のいすに腰掛けました。三番目ですから一列目中央右側から3人目になりました。
若い神官が登場、挨拶と礼拝をしました。彼の太鼓による御祈祷があり、ついで年配の神官さんが登場、中央で祭壇に向かって御祈祷が始まりました。
本殿の上から赤い太い綱が下がっており沢山の鈴が途中についていました。その綱を揺らして鈴が鳴りますと、なかなかいい感じです。
本殿の中での荘厳な雰囲気が体を包んでいきます。祝詞の途中で住所氏名が出てきました。願いの目的も読み上げられます。最後の方で私の名前も読み上げられました。

御祈祷の途中本殿の外から、柏手の音やお賽銭を投げ込む音が聞こえてきます。この前まではあちら側にいたのにと思いました。
玉串の奉納が始まりました。巫女さんから1本づつ頂きます。待合室での解説書ではややこしい手順が書いてあり一生懸命覚えたのですが、皆さんの様子を見ておりますと、気軽の奉納しているようで安心しました。

御祈祷が終わり隣の控室で白装束をお返し、カウンターで名前を伝えて授与品を頂きまして、御祈祷のすべてが終わりました。
このあと「記名板剣神札」の取り扱いで最初の受付でお尋ねしたのですが、ちょっと納得できないことがありましたが省略します。
初めての御祈祷でした、荘厳な空気のどっぷりつかることができ、なかなかいいものだと思いました。


お頒け頂いた品々。板剣神札、御守、御神土、御箸、御供物、御神酒。

それぞれの所作やお道具の正しい名称が判りません。失礼があったらお詫びします。

長くなりましたので方徳資料館の報告は次回です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お礼参り」の御祈祷を

2018-09-06 16:27:47 | 神社仏閣
お礼参り」の御祈祷を寒川神社で受けて参りました。御祈祷は初めてです。なる程と納得したりびっくりして感激したりと、色々体験したりしました。詳細は整理済み次第報告致します。

山荘管理人
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

宮ケ瀬ダムに放流を見に行く 石小屋ダム

2018-09-05 18:02:39 | アウトドア
台風21号は熱帯低気圧になったそうで、ホッとしました。スマホの投稿画像の特集を観ましたが、今回の21号の風の脅威にはびっくりです。タンカーも航空燃料を空港に降ろした後だったようで、空船ですから簡単に風で流されたのでしょう。橋脚の前方にコンクリートの防護柵を設置しておかなかったからでしょうか。これまた想定外の事になりますか。

さて本日は久しぶりに快晴で、河川情報で宮ケ瀬ダムの放流が開始されたとありましたので、またまた見学に行きました。それほどの放流ではないような気がしておりました。


谷底から湧き上がる猛烈な水音は周辺に響いておりました。音さえ気にしなければ、自由越流堤からの越流は案外静かな印象です。


虹がかかっておりましたが、虹の向うに見える3mの放流管からは今回放流されておりませんでした。


自由越流堤をダム側から見たところです。越流堤を超えるところまでは、まるで巨大なカラスの溶鉱炉の流れ口のようで、厚さ1mほどの透明な綺麗な水が堤を超えていきます。


始めて気が付いたのですが、堤のダム側近くの崖に水位表示板がありました。自由越流堤を水が越えていくのですから、確かに満水位と言うことになります。

次回は宮ケ瀬ダム放流です。今回はそれほどの降雨量では無かったようで、地味でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

気圧の変化を追跡中に!!

2018-09-04 18:02:54 | 閑居閑語
ただ今十七時二十分です。台風21号はは石川県付近を北上中だそうです。
今回も台風の移動に合わせて気圧の変化を測定したのですが、進路がかなり離れているせいか、大きな変動も見られず途中でやめました。
その測定中の事ですが、毎正時に台風の位置を確認するのNHKの中継を見ておりました。そこで気が付いたことがあります。

よく中継されるのが、波が突堤の赤灯台を超えるような高さの状況をバックに、風と雨に飛ばされないように懸命に中継するアナウンサーの情景があります。
ところが今回気が付いたのは、現場からの中継が始まりますとまずアナウンサーが、「私は〇〇施設の室内の安全な場所にいます。外を見ますと・・・」と報告を始めるのです。その中継場所だけかと思いましたら、中継場所が移るたびに必ずリポートの最初にそのセリフが出てきます。これはNHKとしてルールを決めてリポートしているんとしか思えません。

一時期、民放ではかわいいアナウンサーや記者がびしょ濡れになりながらリポートするのがはやりましたよね。男性記者の場合はもっと過酷な状況下でリポートしてましたね。
どうも、やりすぎではないかと批判だ出ていたのではないでしょうか。確かに最近の台風はかなり強烈です、けが人が出てからでは取り返しがつきません。
別の局の中継でも、どこの商店街だは分かりませんが、風が商店街を通りにけており、ゴミや折れた枝がびゅんびゅん飛んでいくところを中継している女性リポーターがいましたが、彼女もさすがに「怖くて危険で通路に出られません、壁の陰から中継しています」と話していました。

現場中継の過剰な演出を止めて、正確なリポートする時期になってきたのでしょうか。毎正時のリポートを見ながらそんなことを考えて居ました。

これから台風を迎える東北の皆さんお気を付けください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

半日経っても傘があった!!

2018-09-03 18:07:53 | 閑居閑語
傘を新しく買ったことが何十年もありませんでした。二十年以上前に東急ハンズでちょっと高級傘を買いました。一本くらいいい傘を持ていてもいいかなと言った気持ちです。その後防水スプレーを購入し、数年に一回手入れをしています。

その他ビニール傘が普段使いで数本あります。傘を忘れた友人にあげたりして二本前後を行ったり来たりです。
したがってそんなビニール傘ですから劣化もそれなりに早いです。よく使う大き目のジャンプ傘の手元のロックがばかになりました。手を放せば広がってしまいます。太めのゴム輪を見つけて巻いてます。当然それほどですからクリアーなビニールもまるでグレーです。

仕方なく先だって数十年ぶりにビニール傘をドラッグストアーで購入しました。大き目のジャンプ傘です。ビニール傘は同じようなデザインでちょっと目には区別がつきません。それで私はレジで店のロゴが入ったビニールテープを貰い、傘の柄に巻いて目立つようにしております。

さて昨日の事です。雨が降ったりやんだりです。午前十時ごろ牛乳を買うために近くのコンビニに出かけました。雨はやんでましたが用心にその傘を持っていきました。コンビニの店頭の傘縦には私の傘が一本だけです。まだ傘をさしたことが二回ほどで、きれいに巻き込まれて如何にも新品です。
牛乳他あれこれ購入して帰宅しました。
一日中天が降ったりやんだりでずっと読書で一日を過ごしました。十時頃布団に入って一日の事をボーと思い出していると、「あれ、傘を持って帰ってきたか」とびっくりです。玄関の傘立てにはありません。慌てて外出着に着替えてコンビニに向かいました。店の前の傘縦に何とか差がありました。

このままもってかえってもいいのですが、駐車場に止めてある車の中のひとが「傘を盗んだ」と騒がれても面倒です。
その傘を持って店に入り大きな声で堂々と「すみません、昼間忘れた傘を引き取りに来ました」と店員に通告したのであります。
丁度十二時間の時間があったことになります。ボロ傘ならともかく新品の傘です。多分無くなっているだろうと思いながら出かけたので、それも昼間中です。
わが町も捨てたもんじゃないと思った夜でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする