「サイズ#29です。 結構大きなサイズ直し無理でしょうか」
とお客様からご注文時に問い合わせが来ました。
「#29で結構・・・かなりではないか
」
と言い回しに疑問があったもののプロ根性が頭をもたげ、
「工具さえ整えば出来ます。」とさらっと返答してしまったのです
手持ちの工具では制作出来ないサイズだったのです。
サイズに関しては心理的にデリケートなものなので、
「本当ですか?」などと聞けず、すぐ工具探しを初めてしまったのです。
これがそもそもの間違いでした
後で思えば、「どのようにしてお測りになりましたか?」
と聞けば、間違いに気づけたのです。
この写真では大きさをあまり感じないかもしれないのですが、
#30ちょっと手前の#29.5です。
実物はゴロンと相当大きかったです。
もう少し磨けば納品、納品の準備を始めようとした矢先
注文が#29だった事に気づきました。
ま、間違えた~
工具をあちこち探す時、「#30の芯金、#30の芯金」と言っているうち
制作するのが、#29から#30にすり替わってしまっていたのでした
「申し訳ありません」というやり取りのうち、
そもそも#29というのが正しいのかという疑惑が・・・
お客様はご自身で測る方法をネットで調べて、紙を巻く方法で測ったそうです。
(きっと私を煩わせないようにと思ってご自身で測られたんだと思います)
それに基づいて出したのが#29だったのです
(つづく・・・)