アトリエ 籠れ美

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平成27(2015)年5月4日より

ガンプラ

2015-10-07 06:47:23 | 随筆(日記、旅行)、お知らせ、こぼれ話
 今のガンプラは塗装も要らず、接着剤も不要、合わせ目を消す必要もないという。いったいどういうことなのか、気にはなっていた。私の子供の頃は1/144のガンプラが300円の時代だったので(消費税? そんなものはもちろんありませんでした)、その後の物価の上昇と品質の向上を考えれば、高価なのは仕方のないところ。けれど百聞は一見にしかず。作ってみるしかない。
 最初は地元スーパーのおもちゃ売り場で1/144の赤いザクを買ってきた。本当は主役機のガンダムが欲しかったのだが、売ってなかった。開けてみてびっくり。部品が細かい。数も多い。塗装不要、合わせ目消し不要はわかったが、一番驚いたのは素材のプラスチックの柔らかさ。げっ、これなら一度嵌めこんでしまえば外れない。このときは両親とそば屋へ寄った帰りに買ってきたので、だいぶ酔っぱらっていた。途中まで組み立ててみて、めんどくさいから寝てしまおうと思ったのだが、ここで止めたらわけがわからなくなると思い、必死になって朝4時頃までかかって完成させたのを覚えている。その頃にはすっかり酔いも醒めていた。楽しい思い出である。その赤いザクは本棚に今も飾ってあるが、何せ酔っぱらって作ったので、動力パイプが微妙にひん曲がったままである。
 何も知らなかったので、1/144がRGで、1/100がMG、1/60がPGというのも後で知った。他に1/144でHGというのもあると。なるほどね。しかしやっぱりガンダムが欲しいと思って新宿のヨドバシカメラでRGを買ってきた。こちらも組み立てて、本棚の赤いザクの隣に仲良く並べてある。
 確かに思いのままのポーズが取れる。しかし私が子供の頃から望んでいたのは派手なポーズを取らせることではなく、ほんのちょっと腰や足首をひねってみせるというもの。そのほんのちょっとが贅沢だったというわけだ。
 しかし関節部分がぽろぽろ取れやすいですな。まあ仕方ないか。昔、関節部分にポリキャップを使った装甲騎兵ボトムズのプラモデルを思い出したりした(あれも取れやすかった)。
 恐ろしいことに、RGで完全変型するZガンダムがある。究極ですな。壊れそうで変形させる自信がない。それよりも何より組み立てて完成させる自信がない。それよりもヨドバシで見た、ショーケースに入っているMGのサザビーに一目惚れ(なぜか νガンダムには魅かれなかった)。欲しいけど高い。いつか買いたい。でも飾る場所がないか。


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